前回の「下山事件 最後の証言」に引き続き読んでみました。
謀殺 下山事件 矢田 喜美雄 新風舎 2004-03 by G-Tools |
新聞記者の矢田氏が追い続けた下山事件に関する渾身の調査レポートです。
これを読むと下山事件のなぞよりも新聞記者が小さい事実を一つ一つ積み上げて事実を追い求めていく姿に共感を覚えます。僕のような商売の人間からすると、調査というのはこうでなくてはいけないと思わずうなずきながら読んでしまう内容です。
これで他殺説を取る本を2冊読んだわけですが、やはり前回読んだものの方が身内の人が書いたものであり、圧倒的迫力と信憑性があると思いました。
読む順番としては、矢田さんの本を読んでから柴田さんの本を読むのがいいと思います。