昨日、9月19日以来、丸善の丸の内本店(つまりOAZO)に行ってきた。そして初めて本を買った。
丸の内店は場所柄、サラリーマンを意識した書籍の配置になっていて、一階には主にビジネス書や経済関連書、等が配架されている。本店全体でかなりの規模だから、経済書だけでも相当数がなれべられている。書籍名や著者名がうろ覚えのとき、ここから目的の本を探すのは至難の業だ。従来だと、通っているうちに書店独特の本の分類分けみたいな癖が分かってきて、勘が働くようになるのだけれど、それをすべての人に要求するのは酷というものだろう。
そうなると書店面積が大きく蔵書数も多いことが逆にマイナスになってしまう。情報探索コストが非常に大きくなってしまうという言ってみれば需要側の規模の不経済が発生することになる。
丸の内本店はそこのところをITでカバーしている。検索端末を各フロアに数台づつ配備しているのだ。それが非常に使いやすい。キィーワードが分かれば、それに関する本をすべて列挙してくれるので、たいていの本はすぐに見つかる。しかも配架されている場所まで示してくれて、それをプリントアウトできるのだから至れり尽くせりだ。
写真はその検索結果をプリントアウトした現物だ。
昔だったら、通いこんで、勘を養ったものだが今はそんなことをする必要もなくなってしまった。ちょっとさびしい気もする。