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日経新聞「私の履歴書:長嶋茂雄」

僕の記憶には、3番や4番を打つ長嶋はほとんどいない。1番を打っていた。そう選手として最晩年の長嶋の記憶しかない。

自分が本格的に野球を始めた中学の頃は長嶋「監督」の時代だった。

長嶋監督をマスコミは「勘ピュータ」などと言い、いかにも天才的ひらめきで采配を振るうように伝えた。

現役の頃の長嶋をマスコミがどう伝えたか、僕は知らないが、現役引退後は「天才」という言葉が長嶋を語るときの枕になっていたと思う。

今回の履歴書を読むと、確かに才能はあったであろうが、それを天才と言われるまでに磨き上げたのは大学時代の猛練習であったことが分かる。そう、長嶋ファンなら大概の人は知っている砂押監督との月夜の千本ノックを始めとする数々のスパルタ的な練習だ。

長嶋は、エジソンの有名な言葉「天才とは1%の霊感と99%の汗である(Genius is 1% of inspiration , and 99% of perspiration)」を実践した人だったということが履歴書を読むとよく分かる。

あと思うのは、目標を持っている人間の強さだ。それから徹底したプロ根性・・・目立とう精神、魅せることの重要性を理解していたこと。あのオーバーアクションも妄想?と練習の賜物だったというのは流石、長嶋、恐れ入りました!と言ったところか。

このあたりのことはサラリーマンである我々にも参考になる・・・かな?

まだ三分の一を終わったところだ。これから何が読めるのか・・・しばらくは毎日が楽しみだ。

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