日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

NTTの株価は、日本の経済社会のDXは今後どうなるか?

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NTTといえば、日本の通信インフラの屋台骨を提供する企業だ。そのNTTの株価がこのところ冴えない動きだ。

 今日、5月22日は、前日1.4円に引き続き1.3円戻したみたいだが、これがどこまで続くのか。これが明日以降の流れになるのかは余談を許さないところ。少なくとも株主総会まではこの状況が続き、場合によっては再度下落局面もありうるか*1株主総会の内容によっては、二番底目指してまた落ちる可能性もある。 それほどネガティブにさせる今回の決算内容だったと感じた。

下のグラフ*2は、日経平均とNTTの株価の推移を2023年2月28日の株価を100として計算し、並べたものだ。それにしても急激に落ちた今回のNTTの株価だ。

Recent changes in NTT's stock price and the Nikkei 225

NTTの株価と日経平均の最近の推移

これをみると、日経平均が4万円越えを目指して伸びていた頃、NTT株は高値からジリジリ後退していたことが分かる。そして今回の決算発表後の暴落(は言い過ぎかな^^;)と言っていいほどの下げ幅。

ポイントは2つあって、2024年1月23日に192.9を記録して以来下がり続けていたのはなぜかという点。もう一つは、今回の決算内容の地域通信とモバイル通信、NTTドコモの本業における業績見通しがもたらすインパクトだ。

YouTubeでいろんな人が言っているので何をポイントとしているのかは各自でチェックしてもらいたい。それから株式投資をやっていてもいなくても、これらの動画を見ることによって、決算状況という将来の通信市場やその周辺市場がどうなっていくのかを考えるための基本情報を知ることになるので、知っておいて損はない。

まずはこちら。この方が挙げている理由は3つ。①業績の減速、②他社との比較、③需給の歪みとのこと。


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そしてこちら、148円まで下がったタイミングで買いと言っている。NTT法の改正が決まって以降、政府が株式を放出する噂でジリジリ下げに転じたと。その他の理由も同じように挙げている。


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そしてこちら。業績の低下、競争力の低下、自社株買いに対する不透明感などが挙げられている。


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ここにあげた3本以外にもたくさんの動画がYouTubeに上がっている。基本的には、短期はこれからどうなるか分からないが、長期的には成長していくと期待される銘柄であることは変わらないので、なるべく安い値段で株主になって、将来、配当をもらっていくという形がいいのではないかと思うが、その点で今回の決算発表は、ネガティブになってしまうような内容だったということだろう。そのようなイメージを払拭して欲しいのだが、それが6月末の株主総会の内容になるのではないかと思う。期待したい。

株主総会では単に通信サービスをどうするとか、今後のARPUの見通しとか、IOWN構想の進捗だけではなくて、NTTグループがわれわれにどんな新しい世界を体験させてくれることを考えているのか、そのためにIOWN構想によるDXをどのように進め、そこにグループ各企業のリソースをどのように割り当てていくのかという点、だからこそ投資するに価値のあるグループなのだという点を綺麗に打ち出して欲しいものだ。その中に、東西の今後やドコモ・ドコモグローバル、データグループ、R&D活動等が綺麗に役割分担されていると美しいと思う。統一感が欲しいんだよ・・・われわれにワクワクの未来の姿を見せて欲しいものだ。

株式投資の参考にする人はくれぐれも自己責任でお願いします。

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*1:もう数円落ちるのではないか・・・150円を切るか切らないかのラインというのが自分の見立てだ。

*2:このグラフは、株探のサイトからNTTと日経225のデータを入手し、Rに読み込みggplot関数で描いたものだ・・・ということで実は、ggplot関数を使いたくて描いた記事と言った方がいいかもしれない。

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