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東京もやっと桜が開花した。この日は初夏を思わせる天気で、浅草に出るのに時間もあったのでいつも走っている隅田川テラスを歩いた。浜町から3キロほどなので時間にして40分前後か。晴れ渡った気持ちのいいテラスには桜も咲き始めていた。
気持ちよく隅田川テラスを歩いてたどり着いた目的のお店がここ・・・並木藪だ。コロナ前でも混んでいても数人の行列だったが、今日は10人以上の行列だった。海外からのお客さんとか国際色豊かな行列でした。
この時期にここに来たら食べるものは決まっている。鴨南ばん一択なのだ。今年の値段にびっくり@@!これも昨今の物価高を考えるとしょうがないところか。巷に散見される値段を抑えて量とか質とかを下げるなら、いいものを出してもらってそれに見合った値段を取ってもらった方がいい。高くても美味しい鴨南ばんを食べるために日々励むのだ。
鴨南ばんを食べるのだが、その前にいただくものがある。それは菊正宗の樽酒、蕎麦味噌と板わさだ。今回は暑い中を歩いてきたこともあり、冷でいただいた。冷ってのは常温だからね。お間違いのないように。
それのつまみは、蕎麦味噌。これがいいんだよね。ちょっとずつ箸でつまむんだけど酒が進むよ。そして板わさは必須だ。この蒲鉾のプリプリっとした歯応えは何ものにも変え難い。これをわさび醤油でいただき、その余韻のあるところに酒をグビリと飲む。たまらん!
そして主役の登場・・・鴨南ばんだ。結構なお値段だけど、それに見合った鴨南ばんだと思う。どこの蕎麦屋にもたいがいはメニューにある鴨南ばんだが、やはりここの鴨南ばんは別格だな。
まずは鴨肉、つくね、ネギ、この全体のバランスよのさ。この鴨肉とつくねとネギと並んだところの美しさ。いいじゃないか。鴨南ばんの美学。そしてネギの美味しいこと。鴨南ばんのつゆは独特の甘みがあるが、これがネギの美味しさをさらに引き立てる。たまらんのだ。
そしてつくね・・・この粗挽きの鴨肉を丸めたつくねは他では食べられない食感と美味しさを味わえる。さらに鴨肉・・・この鴨肉がいい感じの厚さに切ってあるんだ。これ以上厚くては食感がありすぎる。これ以上薄いとものたらなくなる。ちょうどいい厚さに切ってある。脂身とのバランスも文句ない。
そして蕎麦・・・蕎麦屋だからね。蕎麦を忘れてはいけない。この蕎麦の美味しさがあってこその鴨南ばんだよ。蕎麦だけおかわりしたいぐらいだ。
店内はいろいろなお客さんで賑わう。その全てに目を配り、皆が美味しく蕎麦を手繰れるように気を配るお店のスタッフが並木藪の美味しさの一つでもある。無駄のない動き、客に対する気配り、気持ちよく食べられるから、美味しい鴨南ばんがさらに美味しくなる。
鴨南蛮は季節限定で今年は今月31日までだそうだ。この美味しい鴨南蛮が毎年食べられるってのはいい。今年の11月にまた提供され始めるだろうから、その時を楽しみにしたいと思う。
ごちそうさまでした。
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