11月から3月いっぱいの季節限定・・・浅草は並木薮さんの鴨南蛮・・・今年は1900円なり。季節に一度は必ずいただく鴨南蛮。並木薮さんの鴨南蛮は肉のボリューム、うま味などどれを取ってもno.1。
しかし、並木薮さんに行ったなら最初から鴨なんは頼まないですよ。蕎麦屋に行ったら、許されるならこれ!まずはぬる燗で一杯。つまみは、蕎麦味噌と板わさで決まり。酒は菊正宗の樽・・・ほんのり樽の香りが嬉しいぬる燗。そば味噌の味で日本酒をちびり、板わさに少し醤油をつけてパクリとやったらまた日本酒をちびり・・・って感じで鴨なんを待ちます。
そんな我々の頃合いを見計らって供される鴨南蛮。美味しい脂身がついた切り身が4片、そして忘れていけないのが真ん中に浮かんでいるつくね。これが美味い。切り身も厚く切られていて食べ応えがある。鴨の味が口の中に広がる・・・たまらんひと時。
アップにするとこんな感じ。鴨の切り身が美味しいそうでしょう。つくねもたまらんですよ。そして下に写っているネギ・・・これがいい歯ごたえとネギのあの甘みを口の中に運んでくれます。もうたまらんですな。
そしてお蕎麦。鴨なんのそば汁は独特の甘っからさがありますが、それが並木薮さんのあの辛いそば汁をもとに作られている。美味しいですねえ。しっかりした味が口の中に広がります。これとそばが絡み合うとなんとも言えない美味しさです。ふぅふぅ言いながら、そばを手繰る・・・そして鴨をパクリといただき、また汁をずずーっとすする。そばを手繰る・・・食べ方はいつもと一緒。
ぬる燗もちびりちびりと口に運べば・・・鴨とそば汁と日本酒の三重奏・・・もう何も言うことないですね。一本のぬる燗と一杯の鴨南蛮でほんのりと酔っ払い美味しさに満ち足りたひと時を味わってご馳走様。
この冬も無事食べることができました。毎年、この一杯を食べて冬を感じたりしてますが、今年は3月の中旬になってしまい春だなと思ったのですが、それなりに寒い日になってくれて、冬に美味しい鴨なんを堪能できたと思います。
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