浅草の蕎麦屋といえば、こちらも忘れてはいけません・・・尾張屋さん。本店と支店がありますが、自分は雷門近くの支店によく行きます。そちらの方が雰囲気が好きなんですね。
この日、昼時を外した時間というよりはもう夕方に近かったか・・・そんな時間にお邪魔した。週末だったが、流石にこの時間は空いているといってもガラガラというわけではない。適度に出入りがあり、それがまたいい。
中央の6人座れるテーブルに通され、ゆったりとできる感じ。まずはメニューをぐっと睨み、やはりお酒をお願いする。大関を温燗でいただいた。蕎麦屋では定番のお酒についてくる蕎麦味噌・・・尾張屋支店さんの蕎麦味噌は少々大人の味、辛味がある。これがまたお酒を進める。
そしてあての玉子焼き。ちょっと多いかとも思ったが、ここは一番頼んでみた。通常なら2人前だろうか・・・当然一人でペロリと食べた。熱々フワフワでちょっと甘味がある自分好みの美味しい玉子焼きだった。
そしてメインのお蕎麦。尾張屋支店さんでは、自分は頼むのは決まっている。冷やしたぬき。品書きにはないのはなぜなのだろうといまだに不思議に思うが、品書きになくてもあるのは分かっているので、ここではいつも冷やしたぬき。
麺がしっかり締められていていい感じの歯応えがある。そこに天かすがちょうどいい感じでかけられていて、その上に刻み葱と山葵。蕎麦つゆはこの山葵に真上からかかるようにゆっくりかける。そうすると山葵がいい感じで蕎麦つゆに溶け込んでいく。
食べる時はさらに麺と天かすとネギ、山葵をようく混ぜていただくが、天かすの舌触りと風味がなんとも言えない・・・大好きな一品。
麺に腰がありしっかりしているので、食べる時もしっかり噛んで食べる。これがいい。美味しいのであっという間に食べ終えてしまう。本当は大盛りを食べたいところだが、そこは我慢。
最後に蕎麦湯をいただきにながら、残りのお酒と玉子焼きをもう一度楽しみ、ごちそうさまとなる。美味しい小一時間の蕎麦屋でのお酒であった。
ごちそうさまでした。
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