最近は一人で外で飲む機会がほとんどなかったので、普段人飲みをしていたお店にはご無沙汰のところが多い。
新宿しょんべん横丁のささもとさんもその内の1軒。昔、一番行っていた時は1週間連続で通い詰めという時もあった。その後も月に2回ぐらいは行っていたと思うが、最近はだいぶ足が遠くなった。今回は土曜日、目白で用事があったのでその帰りにちょっと回り道だが、新宿経由で帰ることにして、久しぶりに寄らせてもらった。
土曜日の焼き手は、吉田君。僕が昔頻繁に通っていた頃はまだアルバイトだった吉田君も今はベテランだ。その吉田君、ちょっと待っていたらこちらに気づいてくれて、特等席に案内してくれた*1。あとで話を聞いていたら最近はちょっと長い夏休みをいただいていた模様w
炭の前の一番暑いところだが、ここで汗をかきながらキンキンに冷えたキンミヤをいただき、そしてもつ焼きを食べるのがささもとさんの醍醐味だ。
この日も当然そうした。まずはキンキンに冷えたキンミヤを頼み、出て来たところで一口グビリといただく。そこに梅シロップが一滴垂らされる。そして飲む。炭火に照らされた顔は熱く、その口元から注がれるキンミヤは冷たく美味しい。ささもとにいると実感する瞬間だ。
そしてこれもいつもと同じ。煮込みからいただく。この日は2本。寄せ刺しと白の組み合わせ。これも何が出てくるか分からないところがいい。自分の好みなんて言ってられない。空いているときは、色々言うけど混んでいるときは、「煮込みちょうだい」とこれだけ告げる。そうすると適当に美味しいところを見繕って出してくれる。
常連さんになれば、好みを覚えてくれているので、自分の食べたいところが出てくる。
炭火の熱さ、キンミヤの冷たさ、そして煮込みの熱さともうこれでもかっていうくらい名残の夏のささもとを味わえた。
煮込みが終わると刺身だ。刺身といっても本当の生は赤身だけ、後はボイルしてある内臓系の肉。刺身だから当然だが、冷たく冷やしてある。コブクロ系は最初に頂いてしまうが、シロやセンマイ、ガツも早めに頂く。最後に頂くのが赤身の刺し・・・これはしばらく置いてからの方が脂身が溶けやすくなるので口の中でその旨味を堪能できる。だから赤身は最後にいただくのが常。
こちらはセンマイとシロ。ネギ醤油でいただくのがささもと流・・・センマイは一口でいただく、当然ながら美味しい。
そして焼いてもらう。焼いてもらうときはお任せで焼いてもらう時が多いが、今回は久しぶりの吉田君だったこともあり、いろいろ注文して焼いてもらった。最初はタンとカシラ。焼き物は当然ながら熱いうちに食べるのがいい。ハフハフ言いながら食べる。
こちらは希少部位のタマシロ。どういうところかは、名前から想像してほしい。
テッポー。醤油でよく焼きがいい感じ。
こちらはタンカシだったかな・・・歯ごたえとお肉の美味身が何とも言えない。
そしてこれが一押しのピー生ネギ醤油。これが美味しいんだよね。この日は頼まなかったが、青ネギもいい。味噌で焼いてもらう。それから普通のネギの煮込み、少しよく煮込んでもらってトロッとしたところをいただくのが結構好き。他にも色々あるけど、それは次の機会に。
そして最後はキャベツの煮込み。これは浅くても良く煮えでもどちらでも可。その日の気分次第って感じ。この日は浅い奴をいただきました。
ラスト、ネギスープ。柚子汁を入れ、変な味にしてある・・・通称「変なスープ」を頂いてこの日はごちそうさまでした。
お久しぶりのささもとさんでしたが、いつもと変わらず美味しいもつ焼きをありがとうございました。
また寄らせてもらいます。
*1:と書くと、特別扱いされたかのような印象を持つかもしれないが、何てことはないちょうどその席が空いていたということだ。