ITの世界が次の段階に入ったことを、一般の人にもわかりやすく説明してくれる一冊だ。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田 望夫 筑摩書房 2006-02-07 by G-Tools |
自分のブログを始めて今度の5月で満二年。αブロガーとは言えないが結構早い方だったと思う。当然、ブログが出てきたことの意味なんて考えたことはなく、ただ単に面白かったからやっただけだし、そのことが続けることができる最大の理由だと思う。
こういう個人のメディアが数多く出てきたとき、それがITの世界、さらにはわれわれの社会に影響を及ぼすようになる。先日の記事でも書いたWeb2.0は、ITの世界が次の段階に入ったことを直感的に分かるように言い表したものだと思う。
梅田氏によるこの本はWeb2.0世代から以降がどのようになっていくのかについて見通しを我々素人にも提供してくれる。一部内容にもう少し深く記述して欲しかったところや意味の取り辛いところがあるが、その部分を差し引いても一読の価値ありである。
ただし、この分野の専門家が読むと物足らないかもしれない・・・大衆に対する啓蒙書というのはこういうものであろうと思う。