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日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

2015年度の大晦日:1年を振り返りつつ来年度を考える

日本橋浜町徒然草 仕事からの教え

今年度も本日で終了。明日からは2016年度が始まる。つまり今日は4月始まりの会計年度を採用する企業にとってはある意味大晦日・・・ということで、2015年度はどういう1年だったのかを簡単に振り返っておこう。

会社自体は、2年連続の赤字で迎えた2015年度、当初計画も赤字でスタート。この時点で気持ちは暗い。トンネルはいつ抜けるのかって感じ。結果的に外部要因でラッキーだった面とトップが変わったことで下期に盛り返し、何とか黒字で終えることができることになった。

黒字になって改めて思うのは、最後の1–3月期は自分も含めてみんな非常に大変な3ヶ月だったと思うけど、最後が良かったのでそれによる達成感とラッキーな面はあったものの自分たちにも何とかできるのではないかという希望が持てたのではないかと思う。

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この1年、いやこの数年といった方がいいかもしれないが、を通して感じたこと、考えたことは以下のとおり。

  • ただ単に利益を求めるだけでは企業というものは黒字にはならないということ。まずは人の、社会の役にたつという点を押さえておかないといけないということ。
  • すべての仕事から利益を上げるなんてことはそもそもが不可能*1なことで、全体として黒字にするために、利益を上げるところと利益はどがえしして貢献するところと両方をうまく組み合わせながら事業は進めないと全体としてはうまくいかないということ。その時の基準が、人のため、世のためになるという点だろう。
  • そうしないと短期的にも長期的にも結果的に仕事の幅を狭めることになる。利益に固執するということは、見方を変えればリスクを取らないということに結びつきやすい。リスクを取らないということは当然新規分野とか将来の新たな収益源へのチャレンジもしづらくなる。また企業間の取引でもある時は損を承知で受けなければいけない時もあるし、その逆もあるわけで、利益偏重の事業運営は、結果、つき合いの幅、ビジネスの幅を狭め、衰退を招くことになるのは想像に難くない。
  • またメンバー各自が自分でその組織の中でやるべきことを分かっていないということがどれだけ罪なことか*2。誰でも得て不得手はあるもの。自分の得意、できることは何かを考え、組織の中での貢献を考えていかないといけない。多分、この部分は新年度になっても課題として残るところだろう。そういう自分がわかっていないということを分かっていない人たちにいかに気づいてもらうかがポイントになる。

・・・とまあ、書けばいろいろ出てくるが、なんとなく愚痴になりそうなのでこの辺でやめておく。

2016年度はどうするか?

2015年度は自分としては、マネジメントから再度プロジェクトを実際にこなす立場に置き直したのが今年だった。最初はいろいろ錆び付いていて苦労したけど、少しは動くようになってきたように思えるし、こちらの立ち位置の方が自分に合っているようにも思うので、明日からもこの形を続けていこうと思う。一方、やりすぎると若い人たちの邪魔をすることになるので、その辺りを上手くわきまえてやっていきたい。

学術論文にしろ、お手軽なレポートにしろもう少し書きたかった*3が、その点では不満の残る年であった。それは引き続き取り組むこととして、STATAやRを上手く使いながら自分たちならではの成果を世に問うていけるようになればと思う。

今更ながら、インターネットの時代、IoT・ビッグデータ・AIの時代になり、電話の時代には十分強みとなっていた我々の基礎能力が通用しなくなった時代ということを改めて認識させられた。シンクタンクとしてグループの中での立ち位置をどう考え、どう立て直すのかが問われている一年になると思う。キーワードは多様性かな。

自分たちは、方法論としては経済学を中心にその周辺部も取り入れながら、データで何を語るかを一つの柱にするという点は維持しつつ、新しい分野にどのように取り組んでいくのか再度検討しながら、実りのある新しい1年になるようにしていきたい。

*1:我々の身近な小売業を考えればよくわかる。肉屋さんでも八百屋さんでも魚屋さんでもすべての商品から利益を上げているわけではない。利益率の大きな商品と赤字前提で売る商品といろいろあって全体として利益を出している。

*2:自分が分からないことを棚に上げてああだこうだ言うのが最も良くない。まず自分がどういう状況であるかを正直に周りに伝えられる人が信頼できる人だろう。あと理解したつもりでいる人々・・・これも手に負えない。温故知新、不易流行という言葉が身にしみる。

*3:書くというノルマをなんとかこなしているのが、このブログの1日1記事更新というやつだけ。