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鴨川つばめ『マカロニほうれん荘(全9巻)』:今から40年前はこの漫画が無性に面白かったのだったw

マカロニほうれん荘・・・大人買いしたのはほぼ昨年4月ごろだった模様。

 

買った時は一種の勢いもあり、すぐに読み終えてしまうかと思ったが、暗に相違して、1年以上の積読資産となった。こうなった原因は、やはりギャグ漫画を読むのはある種の勢いが必要であり、その漫画か書かれた時の同時代性も必要とされ、流石に40年前のことは忘れていて、すんなりマカロニほうれん荘の世界に戻れなかったからだと思う。

mnoguti.hatenablog.com

作者の鴨川つばめ氏は現在は引退したわけではないらしいが、ほとんど活動はしておらず、2018年に個展として原画展が開催されたぐらいだそう。 wikiで確認してみると、鴨川氏は1957年生まれで、自分より少し上、まあほぼ同世代といっていい作家だったかと今更ながら、確認して、だから面白かったのだろうと納得してみたりしている。

ja.wikipedia.org

昨年、GW中に第1巻から読み始め、当初はすぐに読み終えるかと思ったが、そうはいかなかった。結局、読み終えるのに1年以上かかったことになる。繰り返しになるが、本当に没入することがなかなかできずに、「なぜこれ読んでるの?」と自問自答するような時もあったとかなかったとかw

 

このマンガを中学生だか、高校生の時に面白く読んでいた自分が信じられない。やはりあの時代の時代背景があり、それを前提として、かつ自分も登場人物と同じような年代であったからこそ、何も気にせず物語の中に入り込めたのだろう。

それから40年、当時はリアル空間だったが、それが今度は仮想空間となり、そこに再度入るのは、困難を極め、後半の数巻になったやっと入り込めたかな・・・というところだ。結構疲れたというのが読み終えた今の心境。これを読むのはあの時代の中高生でないと無理だよって正直思う。

 

内容としては、前半よりは中盤以降が、自分が慣れてきたせいもあるだろうが、ストーリやキャラクターも安定してきていて面白く読めたような気がする。ドタバタの割には文字が多く、読むのも疲れた。そして絵も細かく見るといろいろと書き込んであるので、それを見逃すまいと読むので余計疲れたw

この漫画を通しで読める人は今はあまりいないだろう・・・と自分は勝手に思っている。

 

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