日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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記事修復の思わぬ贈り物:2004年秋のベルリン(ITS大会への参加)の数々の写真④

2004年の秋のベルリンの思い出もこれが最後となる。

 

International Telecommunications Societyの2004年大会は、ベルリンのフンボルト大学で開催され、欧州ほか世界中から多くの発表者が集い、議論が交わされた。今も残る思い出としては、この頃から中国の研究者の発表が増えたのではなかったかと思う。

日本からも比較的多くの参加者がいたと思う。その中の1人に自分がいたわけだ。自分は、半分仕事、半分自分の研究、プラスαで家族旅行という感じだった。

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これは大会の一コマ・・・オープニングがクロージングセッションだったと思うが、chairの挨拶だったと思う。スピーチしているchairはおそらくあの方、そして下から写真を撮っているのはあの方だ。皆、お馴染みの研究者たち。皆、今はどうしているのだろうか。

なぜあなたの研究は進まないのか?

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自分が海外で開かれるITS本大会に参加したのはこれが最後ではなかったか。その前後で、アジア・オセアニア地区の大会で香港かシンガポールで開かれた時、参加した記憶がある。

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こちらは大教室で、朝一番でキーノートスピーチか何かが始まる前の風景を撮ったものだ。まだあまり参加者がいないところを見ると、2日目の朝ではなかと推測される。

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自分はと言えば、自分の発表が大会期間中の後半だったことと、資料がまだ完成していなかったこともあり、ホテルの部屋やこのフンボルト大学の中庭にあるベンチに腰掛けて、一生懸命資料を作り込んでいた記憶がある。その際には、エミさんの助力がなければ完成しなかったであろうことは言うまでもない。今更ながら、感謝の意を表したいと思う・・・あの時はありがとうございましたm(_ _)m

 

まあ、ギリギリでよくやってたよねえ・・・今思い出しても冷や汗ものだ。

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報告は、日本の携帯電話市場を分析したものだったが、プロジェクトの関係者も参加していたこともあり、資料の完成が直前だったこともあり、英語がしどろもどろになってしまったのではなかったかと・・・そして極め付けは質問が聞き取れず、通訳を参加していたプロジェクトの関係者にしてもらったのはご愛敬と言ったところだ。

なぜあなたは論文が書けないのか?

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でも無事に何とか終了することができて、何よりと胸を撫で下ろしたのだった。

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無事終わった後か、まだこれからの時か不明だが、フンボルト大学の正面だったかにあった立像の前での記念撮影。この立像も有名な学者だったと思う。

下の立像もそう。誰かは忘れてしまったが、有名な人だったと思う。

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こうして4日間の大会は幕を閉じ、自分の報告も終了し、一応、任務を果たして帰国の途についたのだった。

 

ここには直接話題として出てこなかったが、発表が終わった人の晩ご飯は確かイタリアレストランで、関係者の方達と夕食を共にしたのではなかったか。ワインの話などで盛り上がったのを覚えている。

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自分が研究というものを一生懸命していたのはおそらくこの頃まで。その後は徐々にマネジメントが忙しくなり、仕事も直接研究になるような内容では徐々になくなり、遠ざかってしまった。残念なのは、組織全体として、研究から遠ざかってしまっている現状だ。

業界におけるレゾンデートルが問われていると思うのだが、そこを正面から解決しようという人はいない。このままでは凋落の一途を辿るだけだろう。

 

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