日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

なぜか無性に食べたくなる時がある・・・立ち食いそば屋の天玉そば!

今は街中にもそここに立ち食いそば屋さんがある。これも日本経済が貧しくなっている一面かな・・・などということを考えつつも、ついつい足が向いてしまう立ち食いそば屋さん。

僕が初めて立ち食いそばを食べたのは、親父と妹と3人で大磯から東京タワー見物に来た帰り、品川駅のホームでだった。たぶん10歳ぐらい。1972年ごろ。だから今となっては味なんか覚えてない。唯一覚えているのは、そばを一口食べた時、「あちっ!」って言ったら乗るはずの電車がホームに入ってきたことだ。当然、1本見送ってゆっくり食べた訳だけど、あの時、親父は時刻のチェックしていなかったのだろうかと今でも不思議。

品川駅の立ち食いそばといえば、昔は美味しい駅そばの代名詞のように言われていたが今はどうなのだろう。

時は下って、本格的に・・・というのも変な表現だが、立ち食いそばによくお世話になるようになったのが、受験浪人しているとき。予備校に通うのに使っていた大船駅ホームの立ち食いそばだった。ここの立ち食いそば・・・しかも天玉そばは今でも一番の味だったと思っている。

Tentama20100915

だからだと思うが、僕は立ち食いそばに行くと99%天玉そばを頼む。真夏の暑い時でも、天玉そば、朝であろうが、昼であろうが、夕方であろうが、飲んだ後であろうが、立ち食いそばを食べるときは天玉そばだ。

天玉そばを頼むと、お店によって、否、その時の担当者によって微妙に作り方が違う。そばを湯がき、それを丼にあけ、玉子を落とし、薬味をいれて最後に汁をかける・・・これがベスト。そうすると玉子の白身が写真のように微妙に白くなる。玉子が一番最後の時もある。

どんぶりを受け取ったら、まずはその玉子をそばの下に隠す。そうすることによって汁の熱で玉子が程よくあたためられる。それが終わったら今度はかき揚げ天を一口。まだ汁がしみ込んでいない部分をいただく。サクッと感を楽しむ。その後は十分に汁をしみこませて、そばと一体となっていくところをいただく。

半分ぐらい食べたところで、玉子が見えてくる。このとき、玉子の黄身を割る人とそうしない人とに分かれるが、僕は割らない。程よく温まった玉子全体をそば汁とともに口の中に頬張り、口の中で黄身が割れてそば汁と混ざり、黄身の甘さとそばのしょっぱさが合わさった絶妙の味を楽しむ。

そして残りのそばとつゆをいただき、ご馳走様だ。

天玉そばは立ち食いソバの王様だと自分で勝手に決め付けるぐらい好きなのだ。最後に念のため書き加えておくと、当然なのだが、醤油仕立ての蕎麦汁でないとダメなのはもちろんだ。

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