日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

情報通信ハンドブック2007

情報通信総合研究所が毎年出している情報通信業界のビジネスマン、研究者必携の一冊が今年も過日出版されました。

情報通信に関する統計データが国内、国外幅広くかつ時系列的に集められており、これ一冊で情報通信の今が数字で把握できます。

4915724921 情報通信ハンドブック〈2007〉―情報通信の最新データがわかる
情報通信総合研究所
情報通信総合研究所 2006-12


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情報通信の統計データ集は、総務省より出されている情報通信白書は別としても、○○白書という形で、数多く出版されています。

そのような中で本書は80年代後半から出版されており、この業界を扱ったデータ集では老舗と言えるものです。

章立ては以下のとおりになっており上位レイヤの電子商取引デジタル家電まで網羅されています。

  • 序章 トピック:情報通信業界を特徴付ける最新トピックが10テーマ取り上げられています。
  • 第一章 情報通信産業:市場規模と国内外の動向について(旧来の電気通信事業者の動向が中心)
  • 第二章 情報通信政策:主要な規制の動向、通信と放送政策など
  • 第三章 ブロードバンド・インターネット:ブロードバンドの動向、ECの動向、デジタル家電の動向
  • 第四章 移動通信サービス:国内外の携帯電話サービスの動向とその他移動通信サービスの動向
  • 第五章 放送・ケーブルテレビ:主に放送産業の動向
  • 第六章 企業IT:企業の情報化の状況および産業の状況
  • 第七章 電子政府・電子自治体

情報通信の最近の動向を簡単な解説文と数字で理解できるので、時間のない忙し屋のビジネスマンの方には重宝する一冊かと思います。

また80年代の刊行当初からの本書を通してみることで、情報通信の今が違った形から見えるかもしれません(古いものは絶版なので、図書館・・・しかもかなり大きな図書館、マニアックな図書館にいかなければ見ることはできないと思います)。

あなたも1冊、是非、お手元に!

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