日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

調査研究という仕事

シンクタンクや調査会社と言われる企業での仕事は好奇心が大切だと思う。

当然、そこで必要とされる人間は好奇心旺盛な人間だ。何か仕事の話が来たとき、「おー、面白そうな内容じゃん」って好奇心が先にたって知らぬ間に仕事に入り込んでいるような人間が望ましい・・・と思う。

ところが、こういう人間はあまりいない。だから大学や研究所、シンクタンクという知的創造を担う組織の存在価値があるのだろう。

大体の人間は、「今、忙しいから」という断り文句が先に来る。自分が忙しいのは上司や同僚は分かっている。それでもその人に参加して欲しいから声をかけているのだ。当然、その人にとってプラスに内容と判断してのことだ。

そういう仕事を他の仕事が忙しいからということで簡単に断ってしまっていいのだろうか。それは自分の可能性を自ら放棄することになる。

知的創造が本職の人間がそういう可能性を自ら放棄するというのは長期的にみてプラスにはならないだろう。

自分の可能性をつぶし、最後は組織のお荷物に成り下がる。

確かに稼動がパンクして仕事が回らなくなり、クライアントや周りに迷惑をかけたり、自分自身の体調を崩すというようなことはあってはならない。

僕が言いたいのは、話の取っ掛かりとして、前向きに考えられないかということだ。実行可能かはその次に考えればいいことだろう。われわれの仕事は知的好奇心が大切なんだということは忘れてはいけないと思う。

・・・というようなことは昔も書いた覚えがあるなぁ〜。

成長のない組織はいずれは潰れる。