2005年末に相次いで刊行された情報通信に関する2冊の書籍。
1冊は情報通信総合研究所の「情報通信アウトルック2006 IT大融合時代」。もう1冊は野村総合研究所の「これから情報・通信史上で何が起こるのか−IT市場ナビゲーター」。
情報通信アウトルック2006 IT大融合時代 情報通信総合研究所 NTT出版 2005-12-23 by G-Tools |
これから情報・通信市場で何が起こるのか―IT市場ナビゲーター (2006年版) 野村総合研究所情報・通信コンサルティング一・二部 東洋経済新報社 2005-12 by G-Tools |
どちらも情報通信市場の近未来について述べられている。情総研の1冊はどちらかというと定性的分析、野村総研の1冊は定量的な視点を中心に述べられている。
手前味噌だが、情報通信アウトルックは、産業構造の転換を中心に取り上げ、IT産業(ICT産業)全体が今どのように変化いているのか、個別市場ごとには全体の変化がどのように影響を与えているかという視点から分析が加えられている。
どちらの本もそれぞれ持ち味があり、情報通信に関心のある人は2冊とも是非手にとって熟読してもらいたい本である。