日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

たかが経済学、されど経済学

もう少し経済学を真剣に学ばねばなりませんね。どうしてもさぼり癖が出ます。この連休も離散選択モデルのサンプル数の部分を勉強するはずだったのですが、結局、進捗度0でした。そのほかにもいろいろやらねばならないことはあります。

ところで、世の中では経済学は役に立たなくなっている学問だなどと言っている人がいますが、それは大きな間違いだと僕は思います。それは理論と現実の関係を取り違えているのでしょう。話がすこし大きくなりますが、経済学を代表とする社会科学は、回答が得られないかもしれない人間行動を分析する諸科学として今後もその役割に変化があることはありますまい。

経済学に限らず他の社会科学も学ぶ意味は大いにあると思います。その中でも経済学を僕が勉強する理由は、研究対象が企業や個人の経済活動にかかわる部分だからでしょう。これがインターネットや携帯電話の通話行動が人的ネットワーク形成に及ぼす影響などと言ったら、違う学問領域を選んでいたかもしれません。あるいはその分野にさえ、経済学を持ち込んでいたかもしれない。現状では後者でしょうね。とことん経済学の分析フレームを使って分析していくことが面白そうだとと思っています。

そうすることによって経済学の限界も自分なりに理解できるようになるでしょう。そうなれば、多々ある応用場面で理論を無理やり振りかざすようなこともなくなると思います。その一方、今の自分はそうなっているのではないかと思うとちょっと怖いです。

常に自問自答を繰り返している毎日です。