ベネチアで一日過ごした翌日は午前中フィレンツェまで移動して、午後はピサの斜塔観光です。
話は横にそれますが、移動に利用したバス。ツアーの人数は忘れましたが、10数名だったと思いますが、それでこのバス。十分すぎるスペースがありました。
バスの駐車場からピサ大聖堂までは結構歩いた記憶があります。暑かったですねえ。しばらく歩いていくと、土産物を売っている露店がずーっと並んでいて、その先に目指すものがあります。
一番奥に写っているのが、有名な斜塔ですね。ガリレオが落体の実験をされたと言われていまうが、そういう事実はないみたいです。
その手前が大聖堂です。斜塔の方が有名ですが、こちらも中に入るとステンドグラスがきれいでした。これは別掲で。
そしてその手前が洗礼堂です。この洗礼堂は中で歌うと声が非常にき
れいに響くということで、このときもここの関係者(歌手が本業ではありません)の人がわざわざ来て、歌ってくれてその響きを実際に体験させてくれました。
ステンドグラスは大聖堂の中から見ると、中の暗さでステンドグラスの
色がより映えるように見えます。
こういうステンドグラスが両側の高い所にはめ込まれていて、なんともいえない雰囲気を醸し出しています。
中が暗く、素人が撮った写真ですので、あまりうまく撮れていませんが、実際に見 るときれいでした。
高い天井の裏側には漆喰で宗教画が描かれ、明り取りの窓から差し込む光がそれらの絵を浮かび上がらせます。
こういう西欧の宗教建築は大きいのもありますが、時の権力者が作り上げたものだけにいろいろ凝ったところもあり、圧倒されます。
あといろいろなところから移築したりして、結果的にいろいろな建築様式が入り組んでいる構造になっているものもあります。この大聖堂もWikipediaによれば、「内装はビサンティン様式の影響も見える。建造物自体はロマネスク建築、(中略)・・・。説教壇は、14世紀の始め頃に作られた、イタリア・ゴシック様式を代表する彫刻」ということだ。
ここではやはりピサの斜塔が主役ですから、そのピサの斜塔でのお決まりのスナップを一枚。
斜塔は写真で見る通り、かなり傾いていますが、現在では補強され倒れる心配はなくなっていると言っていたと思います。
それで多くの観光客が取っていたポーズがこれ。傾いた鐘楼を一生懸命支えてますという構図。その奥では生真面目な観光客が直立不動でカメラに収まっていますが、やはりこのくらいはやらないとね。しかし、こうやって改めてみると、鐘楼を支えているというよりは、ピサのドゥオモ広場で阿波踊りの女踊りをやっているようにみえるのは私だけでしょうか。
この後はお土産を買って、フィレンツェにもどったのでした。
いよいよ明日は素晴らしかったフィレンツェ市内観光です。