満開の桜もそろそろ終わりの4月の日曜日の午後、日本橋あたりをウォーキングしていて小腹が空いたのでたまたま入ったお店・・・奏す庵。ワセカツとは何かと思いネットで調べてみると、そもそもカツ丼は早稲田発祥で、しかもソースカツ丼に近いものだったということ。それがソースカツ丼になったのは店主が早稲田から福井に引っ越してそこで流行ったということらしい。
それが今回、早稲田で復活し、人気らしい。その支店が日本橋室町の日本橋三井タワーの地下1階にあり、そこで食べられる。
メニューは大きく定食と丼があるが、自分は迷わず丼を頼む。ソースカツは厚さで2種類、アツカツ、ウスカツとあり、自分が頼んだワセカツ丼は、アツカツ2枚にウスカツ3枚が乗せられている。そしてお味噌汁の具がキャベツだったのがちょっと珍しいなと思った。
運ばれてきた丼の蓋をゆっくり開けてみると、お出ましになりました・・・主役のソースカツ。上左2枚がアツカツ、右の下3枚がウスカツだ。ソースはさっぱりあっさり系のウスターソースでそのウスターに付けられたソースカツがご飯の上に乗せられているというシンプルな盛合せ。
味のポイントは、この辛子だ。単なる練り辛子ではなく、ソースカツに合う味付けがされている。これをソースカツにつけて食べるとソースの味といい感じで合う。美味しさが深まる感じ。
そして主役のソースカツだが、厚いカツ(アツカツ)と薄いカツ(ウスカツ)のどちらが美味しいかというと、自分はウスかつが意外と美味しく感じた。薄くてサクッと感が良く、ソースの味とも辛子の風味ともあっていたように思った。
今度は定食でミックス(アツカツ・ウスカツ各1枚、海老、イカ、蓮根、茄子)をいただいてみたいと思った次第。
ごちそうさまでした。