久しぶりの徳島ということで、美味しい料理とお酒が飲みたいという希望にピタリのお店でした・・・食らんど もっちゃん。徳島市の飲み屋街の富田町にあるお店。入口は少し分かりづらいかも。
裁判所前でバスを降り、そこから富田町までの道、夜7時過ぎだったが、ほぼ人通りはなし。新型コロナ禍とはいえ、あまりに寂しい。それでも飲食店は明かりをつけている。お客さんが入っているとは到底思えないが、食らんど もっちゃんの店内は違った。ほぼ満席の店内。活気があった。
カウンターの真ん中あたりに陣取り、まずは生ビールで喉を潤し、その後は日本酒へ。地酒を冷酒でいただき、最後はぬる燗で締めた。最初は徳島の地酒をその後はお好みでいただいたこの日だった。店のスタッフの方に好みを伝えればいろいろ勧めてくれる。スタッフみんながフレンドリーなのがいい。
日本酒のメニューはこんな感じ。徳島の地酒はもちろん、全国のいいところの地酒が並んでいる。仕入れの状況でないものもあるが、値段も1合で800円前後と良心的だ。
今回いただいたのは、穣かすみ搾り、紫雲英、作穂乃智、黒龍、船中八策の5種類。辛口から旨口もまでどれも美味しゅうございました。
まずはお通しが出されるので、これをパクつく。美味しいのであっという間になくなる。
当然、刺身の盛り合わせを頼む。この日は、よこ(マグロ)、サバの炙り、鰯の海苔巻き、鮑、いか、タコ、そして刺身湯葉。どれも美味しかった。
よこは、塩で食べたが、さっぱりとしていて、美味しい。メジかなと思ったがどうなのだろう。イワシも美味しかった。何もつけずそのまま食べてほしいということだったので、そのままいただいたのはもちろんだ。サバの炙りも脂が乗っていて美味しい。
タコ、イカ、鮑もいい。本当はおかわりしたいぐらい。そして刺身湯葉。この少しずつの切り身の盛合せはやはりこのくらい美味しい刺身の時はいい。食べ過ぎず美味しさを味わいながらいただく。刺身を食べながら他の料理も美味しいだろうなと予想はつく。
次は、蓮根の挟み揚げ。エビや大葉が挟んであり、これも美味しかった。蓮根は徳島の名産だが、この挟み揚げの美味しさが美味しいお店を見つける目安だとのこと。当然、食らんど もっちゃんの挟み揚げは美味しかった。
続きましては、鶏の南蛮・・・阿波尾鶏とは明示してないかったけどうなんだろう。タルタルソースは少し緩めで鶏によく絡んで食べやすかった。もちろん美味しかったのは言うまでもない。
こちらはスルメイカだったか、甘辛く調理してあって、ちょっと歯応えがあり、お酒の肴としていい感じ。お酒が進みました。
そしてとどめは西京焼を頼む。皮が少し焦げ過ぎのところはあるが、この焦げた感じがまた美味しい。地酒をお供につまむのにいい感じ。
いぶりがっこが刻みで入ったポテトサラダ。これが美味しかった。いぶりがっこっていうのはそれだけで食べても美味しいが、こういう一工夫で他の食材と一緒になるとまた違った美味しさを味あわせてくれるのがいい。
美味しい料理の数々も終盤。いつもは頼まないデザートもここではいただいた。プリン。もちろん美味しい。甘さも程々でいい感じだ。
閑散とした街を歩いてきたときはどうだろうと思ったが、店内は最後まで賑やか。東京のように制限もなく、感染予防をしてはいるが、みんな楽しく明るい雰囲気の店内でもあり、よく食べ、よく飲みました。
ごちそうさまでした。