午後1時半は過ぎていただろうか・・・お昼を食べ損ねた格好で人形町の街を彷徨う。ギリギリであの店に間に合うかと思い、店先まで行って暖簾が閉まってあって残念。どうしようか・・・とその時、目に留まる。
やきとり お㐂樂 人形町店・・・開店した当時から知っていたが、なかなかいく機会がなかった。そしてこの日、他に営業中のお店は少なっていたことで背中を押された。扉を開けて、「まだ大丈夫ですか?」と尋ねる。「大丈夫ですよ」との一言。ゆっくりお店の中に入り、真ん中ちょっと入り口寄りのカウンターに座る。
お茶を啜りながら、何を頼もうか考える。ご主人にも尋ねる・・・「やはり、親子丼ですかね?」「そうですね、出ますね」という答え。そこで決める。親子丼ではなく、焼鳥丼にしよう。
注文してから焼き上げてくれる5本と一切れ。熱々で出してくれる。見ただけで美味しいことが分かる。そしていい香りだ。
一緒に出されるスープもいい。濃過ぎず、薄過ぎずちょうどいい感じ。口の中に広がる美味み・・・暖かい味・・・ホッとする。
そして焼鳥丼を食べ始める。最初は金冠からパクッと、左からいってます。次はつくね・・・これが小ぶりで美味しい。そして正肉とせせりだったか・・・これは正統派の味。そして血肝、レバーですね。どれもちょうどいい焼き加減で美味しくいただけました。ご飯が進みます。
そのご飯、焼鳥のタレがいい感じで染み込んで、これだけで食べても美味しい。お代わりしたいですが、ゆっくり味わいながら食べました。
一つ一つの焼鳥を味わいながら、ご飯を一緒に食べる。美味しいですねえ。どうしたこんなに美味しい店に今まで来なかったのか・・・不思議です。そんなことを考えながら、美味しい焼鳥丼を頂きました。
お㐂樂さんは、田酔さんと姉妹店ということで、日本酒の揃えもなかなかのもの。今度はぜひ夜に伺いたいと思うのでした。
ご馳走様でした。