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高橋一雄著「語りかける中学数学」:結構、理解してないところがある

iPad Proのアプリ、Goodreaderを再購入した。これで昔、自炊した書籍が読めるようになるということで、まず手につけたのが、「語りかける中学数学」だ。

増補改訂版 語りかける中学数学

増補改訂版 語りかける中学数学

 

数学に弱い自分をどうにかしたいと思い、これまで色々購入し、かなりの積読ストックがあるが、それの切り崩し第一弾と言えなくもない。

今は主に寝床で読んでいる。だから一日数ページというゆっくりペースだが、よく考えてw読み進められるのでこれがいい。今日は、大阪出張なのでその行き帰りの新幹線の車中はいい読書タイムになる。

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さて、実際、算数の復習から始まって、中学1年、2年、3年と読み進んでいくわけだが、実はよく考えて読むというのが意外と難しいことに気づく。例えば、a×b×(-2)を「×」を省略した形で表せとか、逆に、(1/a)xyを「×」、「÷」を使って表せというのは簡単にできる。しかし、それは理屈ではなくて、経験として頭で覚えているだけで理解していることとはまた別だ。だからもう少し複雑な式になると間違いを起こす。見直すと「あ、こんなところ間違えているf^_^;)」となる。「最近、こういう問題を解いていないから、慣れてないだけだよ」と考えてはいけなくて(自分への慰めにしかならない^^;)、やはりその辺りの理屈をしっかり理解していないから起こるのだろうと思う。

増補改訂版 語りかける中学数学

増補改訂版 語りかける中学数学

 

そういう考え方で改めて、問題を端から読んでいくと、中学一年の問題と言えども必ずしもその考え方、理屈を分かっているとは言えないものに出くわす。あるいは、一つ一つは分かっているのだが、その理屈を組み合わせて使う?のにそれがうまく頭の中で使いこなせてないというべきだろう。

これって、モノの見方考え方でもそういうことなのかと思う。単に数式で表しているだけで、ものごとの理解あるいは論理的な思考に、自分は中一レベルの方法がうまくできていないところがあるということなのかもしれない。

この際、この語りかける中学数学をじっくり読み直して、論理的思考における自分の弱さをしっかり把握しようと思う。

この本、増補改訂版が出ているとは知らなかったと、いつ頃買ったのかと思い、奥付を見ると、2009年8月とある。もう10年も積読になっていたわけだ。(10年間の積読についていろいろ考えるところもあるが、以下、略)

増補改訂版 語りかける中学数学

増補改訂版 語りかける中学数学