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【新宿しょんべん横丁】カブト:一通り

Kabuto20080823a 新宿はしょんべん横丁(公式には思い出横丁)にあるウナギの串焼きのお店・・・カブト。

このお店とも長いお付き合いだ。初めて連れて行ってもらったのが26,7歳の頃だったと思う。バイト先の人に連れてきてもらった。かれこれ20年になる。その間にカブトに何回来たであろうか。

ここも焼酎の三杯ルールがある。お客さんも常連の人が多く、わがままを言う人はほとんどいない。みんな、昔話やら、家族の話やら、会社の話、孫の話をして程よく酔って帰っていく。僕が若手で通るような客層がカブト。

Kabuto20080823b カブトのメニューはウナギの頭からしっぽまで一通りだ。

  • エリ:2本
  • ヒレ:2本
  • 肝:1本
  • 蒲焼:1本
  • レバー:1本

で計7本。この中でレバーは貴重品でこの一通りを頼む人にしか出てこない。さらに午後5時ぐらいには売り切れてしまう。その後はレバーの代わりにエリが3本の計7本になる。写真は追加で頼んだヒレ2本。

この他に隠れメニューとして、硬エリというのがある。エリはウナギの頭の部分で、通常はこの部分を蒸して柔らかくしたものを焼いて出してくれるのだが、それを蒸さずに硬いまま焼いて食べるのだ。これが実は美味しい・・・ただし、歯が丈夫でない人には薦められない。もう一つはマルという一品もある。マルはウナギのぶつ切りだ。これがまた隠れメニューでおいしい。骨もバリバリ食べちゃうように食べた方がおいしいと思う。

塩味で食べられるのは、エリ、マル、カバの3種類だ。これ以外は美味しくないということで塩では食べさせてくれない。

カブトのお客さんはほんとんどが僕から見れば先輩のお客さんが多い。そういうお客さんから聞くいろいろな話はとても参考になる。そういう人たちや親父さんとの1時間弱の空間・・・ここもある意味、特別な、貴重な空間だ。

カブトの親父さんは気さくなおじさんで、いつ行っても同じ様に迎えてくれる。その親父さんが僕の顔を見ると決まって言うのが「彼女は元気なの?」という一言。つい先日行った時も親父さんは帰り際に同じことを聞いた。僕は当然、「只今、子育て中で忙しくしていると思いますよ」と答えておいた・・・本当にそうだろうと思う。WIさん、読んでます?親父さんが懐かしがっていましたよ。

カブト (うなぎ / 新宿)
★★★★★ 4.5

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