これからのシンクタンクのあり方としては以下の4つがキーになる。
- データ(D)
- 事例(C)
- ネットワーク(N)
- 方法(M)
これらをうまくリンクさせて仕事を進めていくことが重要。
DとCやMは従来から意識されていたであろうが、これからはNがポイントになる・・・とは言うものの、DやC、特にDを持っていることは一番の強みになることは今後も変わらない。
また研究員はDを専門とする人、Cを専門とする人と蛸壺的になっていたが、それでは限界が見えている。だからバランスが必要。
Mについても重要性は分かっていてもハウツー的な対応になり、深みのある応用が出来ているとは必ずしもいえない。そこをどのようにレベルアップしていくかが課題。そういう高レベルな中で、クライアントの状況も見分けた上で最適なMを選択するセンスを身につけていくかが重要。闇雲に最先端の高度なMを屈指する必要はない。
孫悟空は存在しないから、Nについては今後ますます重要性を増す。
企業や業界を分析するときは
- 財務(F)
- 戦略(S)
- 技術(T)
- 規制(R)
の4つが重要。特にTはこれから10年ぐらいのICT業界を分析するときには、その理解は必須となる。逆にRの重要性は相対的に低くなる・・・かな?
Fは軽視されがちだが、ここをきちっと抑えておくことで、業界の見え方が変わってくる。
1人でやれることはたかが知れている。だからNをしっかり作ることが個人にとっても組織にとっても重要になる。