日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

【備忘録】4つのキーワード

これからのシンクタンクのあり方としては以下の4つがキーになる。

  1. データ(D)
  2. 事例(C)
  3. ネットワーク(N)
  4. 方法(M)

これらをうまくリンクさせて仕事を進めていくことが重要。

DとCやMは従来から意識されていたであろうが、これからはNがポイントになる・・・とは言うものの、DやC、特にDを持っていることは一番の強みになることは今後も変わらない。

また研究員はDを専門とする人、Cを専門とする人と蛸壺的になっていたが、それでは限界が見えている。だからバランスが必要。

Mについても重要性は分かっていてもハウツー的な対応になり、深みのある応用が出来ているとは必ずしもいえない。そこをどのようにレベルアップしていくかが課題。そういう高レベルな中で、クライアントの状況も見分けた上で最適なMを選択するセンスを身につけていくかが重要。闇雲に最先端の高度なMを屈指する必要はない。

孫悟空は存在しないから、Nについては今後ますます重要性を増す。

企業や業界を分析するときは

  1. 財務(F)
  2. 戦略(S)
  3. 技術(T)
  4. 規制(R)

の4つが重要。特にTはこれから10年ぐらいのICT業界を分析するときには、その理解は必須となる。逆にRの重要性は相対的に低くなる・・・かな?

Fは軽視されがちだが、ここをきちっと抑えておくことで、業界の見え方が変わってくる。

1人でやれることはたかが知れている。だからNをしっかり作ることが個人にとっても組織にとっても重要になる。