12月に入り、寒さも本格化してきたということで、本日は体慣らしを兼ねて、浅草まで足を伸ばしてきました。
家を出たのは午後2時半ぐらいだったでしょうか。都営浅草線の人形町駅から5分と少々、浅草に着いたときはすでに夕暮れ時の雰囲気でした。
雷門を背にしながら並木通りを南へ数分歩くと、見えてきました^^
このブログにも何度か書いていますが、冬11月から翌春3月まで季節限定で出される鴨南蛮を食べに本日は浅草まで足を伸ばしました。
まあ、我が家の冬の年中行事というところです。毎年一回は二人で・・・二人が無理なときは一人ででも食べにきています。
普通のざる蕎麦とかももちろん美味しいんですけど、今の季節は鴨なんです。
日曜日なので混んでいるかなと思ったのですが、時間が3時であったためか、行列もなく、すんなりお店の中に入ることが出来ました。
混んでいるときは5,6人の人がこの前に列を作っていることが好くあります。今日はこれから羽子板市や年末年始の忙しさの直前の静かさという感じでしょうか。
畳に上がり、腰を下ろしておもむろに視線を上げると、この額が目に入ります。
誰の書かは忘れました・・・が、この額を見るたびに「おお、またきちゃった^^」って感じでしみじみ見てしまいます。
店の中に入っていくと、今日は本当にラッキーでした。程よいお客さんの数でゆっくりできる感じです。
混んでいる並木藪も活気があって好きですが、ゆっくりできる並木藪もこれはこれでお酒やら肴やら蕎麦やらをゆっくり堪能ができるので、大好きです。
鴨南ばん・・・1700円也
ちょっとお高いですが、これだけの値段でも食べるだけの価値がある鴨南ばんだと思います。
ここでは菊正宗の樽酒を出してくれます。美味しいんですよ。端麗から口で樽の香りも強すぎず、軽すぎずちょうどよい感じです。
蕎麦味噌をつまみにしながら、ちびりちびりと頂きます。
ちょっと厚めに切ってある蒲鉾を山葵醤油で頂きます。松風でもよく頼みますが、並木藪でも大概は頼みます。
菊正を呑み、蕎麦味噌と板わさをつまみながらしばらく待つと・・・
本日の主役の登場です。
これだけの鴨の肉の入った一品を他では見たことがありません。おまけにつくねもあるのです。そして忘れていけないのはネギです。実は鴨の身よりこのネギの方が美味しいかもしれません^^
汁も鴨なんの独特の甘みと並木藪独特のカラさ・・・美味しいことこの上なしです。満足の一杯でした。
残った汁を蕎麦湯で割り、最後まで飲み干して、ご馳走様でした。
中から見ると、入口はこんな感じです。
いや〜美味しい一品です。