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【浅草】並木藪蕎麦:鴨南蛮・・・やはりこの季節はこれを食べないと!

我が家で冬の名物といえば、その一つが浅草は並木藪蕎麦さんの鴨南蛮。これを食べないとその冬を越した気になりません。

 

先日、今年の鴨南蛮にやっと出会えました。日曜日の夕方、少し並ぶかな・・・と思いながら都営浅草線の浅草駅からお店へ。どうだろうと思いながら向かいましたが、店の外には誰も並んでいませんでした。そして店内も座敷は結構空いてましたよ*1。テーブル席はさすがにいっぱいでしたが、どちらかというと客の入れ替わりも激しくなく、落ち着いてゆっくり食べられる感じ。賑やかなお店が好きですけど、これはこれで嬉しい。

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我々は、座敷の一番窓よりの奥に陣取ります。本当はテーブル席が楽なのですけど、まあしょうがない。そこで早速注文・・・菊正の樽酒をお燗で、板わさは定番の肴、そして鴨南蛮2杯。

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少し待つと早速出てきます、燗酒。菊正の樽酒が美味しいんです。そしてこの使い込まれた升。角が丸くなって歴史を感じずにはいられません。これを薄手のお猪口でいただきます。これが美味しいんですよ。灘の酒、万歳!菊正宗酒造さん、万歳!樽酒、万歳!

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お酒のあては、板わさです。プリッとしたこの感触はやはり小田原の蒲鉾でしょうか。一口一口噛み締めながらいただきます。そしてその合間にお酒を口に注ぎ込み、蒲鉾とお酒のコラボを楽しみます。

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この徳利の姿が好きです。この形の2合徳利が欲しいと思う今日この頃。この徳利から注がれる美味しい日本酒を飲みながら鴨南蛮を待ちます。

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そして主役の登場。並木藪蕎麦さんの鴨南蛮。毎年変わらない姿で我々の前に現れます。今年もいつもと変わらない鴨の切り身とつくねと南蛮であるネギ。強いていえば、今年のネギはこれまでよりよく味が染みている感じでした。

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やはりこの切り身の厚さと大きさ、そしてつくねはなかなか他の店では味わえないものです。そこに合わさるネギがまたいいんですけどね。この切り身、大きめなんですが、脂身と赤身を両方一緒に頬張って食べるのが美味しいです。

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鴨が多めなので、鴨を食べる間に蕎麦をいただくって感じです(ちょっと極端かなw)。細めの二八蕎麦、やはり蕎麦は二八蕎麦が好きかな。この蕎麦と鴨肉、ネギを食べながら合間合間に汁をいただきますが、この汁がまた鴨南蛮は甘めの濃いめで美味しいんですよね。最後の一滴まで飲み干してしまいます。

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ゆっくり味わえましたが、時間にすると小一時間もいない、もしかしたら30分ぐらいだったでしょうか。満足のひと時でした。

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並木藪蕎麦さんは、お蕎麦が美味しいのはもちろんお店の方達の客あしらいもよく、いつも気持ちよくひと時を過ごすことができて、好きです。
また来年の鴨南蛮を楽しみにしつつ、今回もごちそうさまでした。 

 

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*1:景気が悪いということがあるかもしれません。先日のどら焼きもその影響かも。今週末から中国の春節になるので、観光客の方が増えるかもしれませんが、どうなるのでしょうか。