梅田氏、佐々木氏の本に続いてWeb2.0ものの三冊目だ。
内容は僕のインターネットジャーナリスト体験記っていう感じだろうか。
著者の個人的な経験については結構面白く読めた。一方で、その部分と前半部分のWeb2.0を云々いっている部分とのつながりがイマイチすっきりしない。
Web2.0でビジネスが変わる 神田 敏晶 ソフトバンククリエイティブ 2006-06-16 by G-Tools |
部分、部分では面白い記述、はっとするような内容があるものの、書籍として全体の完成度は梅田、佐々木両氏の方が勝っている。
端的に言ってしまえば、本全体から結局何を言いたかったのかが伝わってこないのだ。
とは、いうものの著者が経験してきたことはそれなりに面白く読めたと思う。どうせなら、この部分をもっと詳細にWeb2.0とどうつながっていくのかを記述してくれると、Web2.0なるものがよく分からない人が読んだとき、「なるほど!」と感じさせてくれる内容になったのではなかろうか。
よって、☆☆である。