日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

Googleの次は?・・・そして日本は?

Web2.0時代の企業の代表とされるGoogle

そのGoogleを追っているのが、1.5世代のドットコム企業のyahoo、Amazonebayだと梅田氏は言っていた。

日本のIT企業が彼らを追随できるのか・・・ヤフージャパン、楽天はどうか?その他には?・・・はてな?がいけるか?・・・Livedoorは脱落。

どんなベンチャーが出てくるのか、否、すでにいるのかよく分からないけど、このあたりの層の厚さが今後のIT産業の競争力を決めるのだろうな・・・ということはなんとなく分かる。

Googleビジネスのインパクトが明らかになった今、IT産業は多かれ少なかれGoogleを中心に回っていくだろう。それではGoogleの次はどのようになるのであろうか?

というようなことを考えてくると、通信と放送の融合とか固定と移動の融合とか、NTTやNHKのあり方なんていうのはなんと前時代的な政策課題であることか(当事者の人たちはは当然そうとはおもっていないだろうが)。

そして総務省で行われている「通信と放送の在り方に関する懇談会」や「IP化の進展に対応した競争ルールの在り方に関する懇談会」のヒアリングやアジェンダ提出での各事業者の反応は上記の点が欠落しているように見える。

2000年の米国ITバブルの崩壊後、Googleらの成長はITが明らかに次の段階に入ったことを衆目の前に明らかにした。そこでの主役はRBOCでもなく、IBMでもなく、Googleらだったのである。

日本は、BBサービスで世界一の伝送速度と世界一低水準の料金を達成したBBサービス先進国だ。しかし、日本に米国のGoogleに比肩しうる企業がいるだろうか?・・・こうやって考えると、「BB先進国だ!」などと吹聴して歩くことは何も自慢にならず、かえって、Web2.0世代以降を考えたとき、ちょっと恥ずかしいことなのだということが分かろうというものだ。

ブロードバンドは使って何ぼの世界だ。有効活用する道は、通信と放送の融合や固定と移動の融合にとどまらない。その先に何を見るかが重要なのではなかろうか?

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