日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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ダ・ヴィンチ・コードは後回し

天使と悪魔に引き続いてダン・ブラウンの本を読んだ。

今回は、当初の予定とは異なり、「デセプション・ポイント」にした。ダ・ヴィンチ・コードだと、宗教的な内容のものが続くし、原作が書かれた順番にしたがってみようと考えたわけです(半分後付です)。もしかしたら、一番の好物は最後に食べる性格が知らぬ間に出たのかもしれない。

天使と悪魔が宗教と自然科学の対立をモチーフに描いたのに対して、こちらは米国大統領選を中心に話が進むストーリーになっている。扱っている素材が違うだけで、両小説の全体のつくりは非常ににており、その内容の面白さは両者甲乙つけがたい・・・と感じつつ、一気に読んでしまった。

物語の中心は、米国大統領選の選挙戦、そこに科学的な大発見(地球外生命体の存在)、その背後にうごめくいろいろな人の立場とそこから出てくる陰謀、そして主人公となる男女の絡みって感じで、天使と悪魔と構成はそっくりでした。

う〜ん、この小説も面白いことには違いない。その面白さはやはり展開の速さと読み手を驚かせるストーリ展開だろう。今回、一番やられたと思ったのは、黒幕がまったく違った人物であったことだ。これにはやられた!って感じだった。そう、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった*1を読んでいて、その犯人が分かったときと同じような衝撃(ちょっとオーバーかな)だった。

さて、これで次はやっとダ・ヴィンチ・コードを読む番になった・・・でも小説の作りはやはり一緒なのだろうねえ。
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