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確かにおもしろい:天使と悪魔、そしてダ・ヴィンチ・コードへ

この忙しい時期なのに、なぜか分厚い本を読破してしまった。今話題の「ダ・ヴィンチ・コード」の著者によるシリーズとしては第一作目にあたるものだ。

宗教と科学という古くからの対立軸を中心に物語りは進展する。歴史的な背景をちりばめながら、最先端の科学をも巻き込んだ壮大な小説になっており、読むものをわくわくさせるのは間違いないだろう。またローマやバチカンに興味のある人も楽しく読めるのではないかと思う。

天使と悪魔(上)
ダン ブラウン 越前 敏弥
角川書店 2003-10-31


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そして最後の方に待っている物語が二転三転する様はわれわれを飽きさせることなく、最後のページへ誘う。

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訳者あとがきでも触れられているが、イタリアが舞台であることや宗教がらみの設定であることから、エーコの「薔薇の名前」と比べてしまいそうになるが、まったく別の代物である。この「天使と悪魔」はやはりアメリカの小説家が書いたものであり、娯楽小説のひとつであろうと思う。歴史、宗教と科学、秘密結社、ミステリーと聞いてピーンと来た人は是非読むべきだろう。面白いこと間違いない。

次は「ダ・ヴィンチ・コード」を読もうと思う。

ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 2004-05-31


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