日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

1年の長さ

1週間が経つのは早いものである。この調子だから、あっという間に夏至が来て、あっという間に立秋になるんだろう。気が付いたら、「あ〜あ、今年の夏は・・・・」なんてつぶやいていることになる。

年をとるにつれて誰でも「1年が毎年、短くなる」と感じたことはあるであろう。同じ1年がなぜ年をとると短く感じるのであろうかっと考えたときがあって、そのときに思い至ったのが次のような仮説だ。

人間の1年間は、自分の生きてきた年齢の中で感じ取られている。だから年を経るにしたがって、1年の占めるウエイトが小さくなる。結果、1年が毎年短くなるように感じる。否、人生の中に占める1年のウエイトは年とともに小さくなるので、実際に短くなっている。

例1 6歳の小学校1年生の感覚的1年間は次のように考えることができる。

感覚的1年間 = 1年間÷年齢 = 1/6 =0.166

例2 42歳の人の感覚的1年間は次のようになる。

感覚的1年間 = 1年間÷年齢 = 1/42 =0.023

よって6歳の子と42歳の成人では、1年間の長さには7倍(=0.166/0.023)近い違いがあり、6歳の子供の方が42歳の大人より7倍近く長く感じている。

こんなことは誰かがとっくの昔に考えているんだろうねえ。