日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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吉野川堤防6キロ:久しぶりの吉野川・・・暑くて走れません><

今年のお正月以来でしょうか・・・吉野川堤防コース走ってきました。

日本全国的に暑い中、ここ吉野川も暑いのは同じでこんな暑いところ走れるのか?とただでさえ暑さに弱いランナーが一人走りました。

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例によって最初は最近としては快調にスタスタと・・・暑くても今日は走れるではないかと自分自身に少し驚きながら堤防に出るまでの1キロ走りました。

 その後、堤防に出て本日は下流に向かいます。写真の前方に向けて走って行ったわけですが、結局、堤防に出てから走れたのは、2キロでした。そこから折り返し、帰りは3回インターバルもどきでペースをアップして100メートルぐらい走るのがやっと・・・やはりいつもの暑さに弱い走りで本日は終了。

さて暑くてまともに走れないですが、明日からも本日ぐらいでも構わないので走れる時間があったら走ります。

頑張ります。お疲れ様でした。

東京徳島激走662キロ:今年は暑かったですが、全般的に順調でした

朝、6時過ぎに東京を出発。ナビによると午後3時ぐらいに到着するらしい・・・まあ、午後6時ぐらいに到着できればいいかな・・・という感じで都内を走る。今回は呉服橋から乗って、1号羽田線を下り、都心環状から3号渋谷線へ。

ここはしょうがないと、大橋ジャンクションから三軒茶屋あたりの渋滞を過ごし、東名へ・・・そして最初の予期せざる渋滞にハマる・・・大和トンネル手前ね。この時間ですでに渋滞でした。その後、神奈川県内は相変わらず交通量が多いものの、ほぼ順調に進み、中井PAで最初の休憩。

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日差しの強さをひしひしと感じ、これから先もこの炎天下の下を走るのかと、少々うんざりしながら再度ハンドルを握る。

本日、東からの富士山はちょうど雲がかかりほぼ見えない状態。静岡に入り、清水手前ぐらいだったかだんだん雲が取れてきて、撮った写真がこれ。夏の富士山です。

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そして新東名は順調そのもの・・・沿線が開発されていないためかやはり東名より交通量は少ないのではないかと思うほど、ストレスなく走りました*1

順調に走らせ、早いけどお昼を取ろうということで10時ぐらいに長篠設楽原PAで昼食というかブランチに。ここは長篠の合戦が行われたところ。PA内にはその解説が書かれたボードがある。

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こちらが設楽原か?

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ご飯はやはりこの辺りだと味噌カツwと日本そば・・・実はもう少しがっつり食べたかったのだけれど、まだ朝食メニューしか食べられず・・・残念。

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再び車上の人となり、新東名から伊勢湾岸自動車道を順調に進む*2・・・が、やはり!四日市あたりが渋滞になっていた。東名阪国道だ。四日市の先、鈴鹿の手前あたりまで上り基調で、3車線の道が亀山に向けて下りになる。そのところから2車線になるのだが、その車線減少と上りのダブルパンチでこの部分の渋滞は発生している・・・と思う*3

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亀山から新名神に入る。ここからは再度快調な走り。スピードを出し過ぎないように注意しながら走る。昼間に走ると周りの景色が見られるのでそれはそれで楽しい。途中、新名神の延伸部分がここに接続するという土山付近を通過した時にはその工事の進み具合にびっくり@@!・・・そして3度目の休憩。ここまではBMWX1の調子もすこぶるいい。ディーゼルにしても問題なしというか、やはり燃費の良さは捨てられない。

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さあ、ここから残り250キロぐらい・・・そして渋滞がそここで発生する関西を抜ける。この日も、草津あたり、中国自動車道の宝塚手前、阪神高速も西宮から三ノ宮あたりがしっかり赤くなっていた。

そこでナビの登場。今回は、京滋バイパスから阪神高速に入り、池田で一旦一般道に降りて宝塚から再度乗るというコース。一般道も少々渋滞だったがこの選択で、午後6時到着が午後4時ぐらいの予定時間に劇的に改善。よっしゃ!

宝塚は少し渋滞が残っていたが、そこを抜ければあとは順調そのもの。

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明石海峡大橋の大きさに圧倒されながら、本州を離れる。そして最後の休憩。淡路SA。

明石海峡だからタコということで、たこ焼きをいただきました。関西の粉物はやはりうまい。

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ここからはほぼ100キロ。淡路島の中は順調に進み、燃費が少しでもよくなるように無理せず車を走らせる。鳴門大橋を渡ると流石にホッとする*4。途中、スーパーマルナカによって晩御飯の買い出しをして無事5時ごろに到着。

お疲れ様でした。

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今回の激走のサマリーは以下のとおり。今までの中でも順調な走りでした。このくらいで走れるのが、疲れるは疲れるけど、ちょうどよく楽しくハンドルを握れる。

  • 出発時間 6時16分
  • 到着時間 17時05分
  • 走行距離 662キロ
  • 走行時間 9時間10分(正味)
  • 燃 費  20.3km/l
  • 平均速度 75.6km/h

燃費はリッター20キロを超えました。もう少し柔らかく運転して入れば、もう少し伸びるかも。急加速はもちろん100キロ以上の高速運転をしないのがコツみたいです。あと上り坂で無理にアクセルを踏み込まないことですかね・・・そうすると速度が落ちて自然渋滞のきっかけになりそうですけど^^;

ビーエムくん、ありがとうございました&お疲れ様でした。

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四国はディーゼル燃料が安い。現在リッター91円。買いだめしていきたい・・・w

*1:交通量は少なかったけど、2車線と3車線が交互に変わる道路設計は走りづらい。

*2:長島には大学時代の友人、藤島くんがいるが、いつも近くを素通りしている。寄りたい気持ちもあるが、ちょうど中間点にあたりここだとやはり先を急ぎたいという気持ちがまさってしまい、いつもごめんなさい。今回もまだ平日だったので仕事もあるだろうしということもでまた素通りさせていただきました。退職したらゆっくり寄らせてもらう予定・・・いつのことやら^^;

*3:ここの渋滞がなければ燃費はもっと良かっただろう。

*4:実は運転していて、着いたと思いホッとするのは垂水から舞子のトンネルを通過する時だ。まだ100キロ以上あるのだが、このトンネルを越えるともう到着したも同然という気持ちになる。

本日、久しぶりの東京徳島激走650キロやります

本日より夏休み第一弾・・・ということで、毎夏恒例の東京徳島激走650キロの日です。ちなみに前年はこんな感じでした*1

mnoguti.hatenablog.com

時期としてはほぼ同じ頃ですね。昨夏もかなり暑い道中だったようですが、今年も多分かなり暑くなるのではないかと・・・ハンドル握りながら考えていると思います。夏、お盆の帰省といえば、この2013年の帰省の時だな。お盆の帰省がピークになる時に車を走らせてえらい目にあったっけ^^;

mnoguti.hatenablog.com

本当にこの時は偉い大変でしたよ。だって、最初の到着時間になってもまだ伊勢湾岸道あたりを走っていたのだから・・・今年はこうならないことを祈ろう。

今回のルートはやはりいつもと同じ・・・ベストは江戸橋から乗って都心環状から3号渋谷線、東名、新東名、伊勢湾岸、新名神名神、淡路鳴門道、高松道って感じか。

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相棒はこれね。自分としては、初めてのディーゼル車で今回は燃費がどうなるかが非常に楽しみ。北軽井沢往復でも、丁寧に走ると19.2km/lぐらい走るから、長時間の渋滞さえなければかなり燃費はいいのではないかと思う。

なにはともあれ、道中は安全運転でいくことにして、新東名と新名神は道が大きくできているから知らぬ間に速度が出ているので特に注意して走ろうと心に誓うのでした。

*1:前回は、あの沼津あたりでコツンとやられた半年前の年の暮れの徳島行きでした。あの時は本当に驚いたし、せっかくの愛車がパーになるしで大変でした。ぶつかった方もあの後大変だったのではないかと・・・やはり事故や故障だけはあわないようにしないといけないですね。

【錦糸町駅前】魚寅:伝統のマグロとタコのブツは相変わらず美味い

久しぶりに錦糸町に出たので、定番の魚寅さんのマグロとタコのブツを購入。自宅でいただきました。

 

写真で見てお分かりの通り、豪快なぶつ切りがごろごとと・・・まずは目を楽しませてくれます。

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タコはや上品にそぎ切りにしてあるはりは、ぶつ切りをパクリといただくのが美味しいと思います。何がいいかといえば、それは歯ごたえでしょうか。それとタコの旨み。それを叶えてくれるのが、魚寅さんのこのタコブツ・・・豪快な切り身が美味しいです。

 

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そしてマグロのブツ。こちらも大振りに切ってあるブツがごろごろと・・・一つずつ口の中にほうばります。マグロの美味しさが口の中に広がって幸せこの上ないひと時。

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たまに食べたくなる魚寅さんのタコとマグロのブツでした。

お店にはこの他にも色々な海産物が販売されていて、色々と購入したくなります。この日はおまけで、鮭のカマの切り身がごろごと入ったパックを購入。その後、数日、それを楽しませていただきました。じっくり焼いた鮭のカマ・・・あの焼いた鮭の味が口の中に広がってこちらも美味しかった・・・のでまた購入しに行こうと、次回はいつ頃になるでしょうか。

ごちそうさまでした。

 

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隅田川花火大会2017:例年の宴会は今年も無事開かれましたw

浜町に引っ越してきてはや16年?・・・その最初の時から毎年続いている隅田川花火大会の当日の我が家の宴会・・・今年も盛大に行われました。

今年もいつものようにお酒*1仕入れ、各種惣菜を入手し、準備万端・・・みんなを迎え入れ、花火の開始は午後7時ですが、宴会は午後4時スタート・・・花火が打ち上がる頃にはみんな出来上がっています。

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花火は以下のとおり、自分のミラーレス一眼で撮影した動画をご覧ください。今年は少々手をかけ、動画を一本にまとめました。20分ぐらいあると思います。


浜町より隅田川花火2017

まあ、意味不明の会話が入っているのは毎度のこと、花火に注目してください。

料理の写真がないのは残念ですが、今年も美味しいものが色々と揃いましたよ。塩味の豚の角煮、ハムカツ、コロッケ、サラダ、厚焼き玉子、稲荷寿しなどなどもう至れり尽くせりでこれじゃあ、酒も進もうというものです。

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・・・ということで、翌日に確認してみると、開いた本数は実に11本+αということで大量に空けました。どれもこれも美味しいワインでしたね。この他に日本酒が1本以上空いていましたし、いやあ堪能堪能。

今年も無事終了してよかったです。

来年も引き続きよろしくお願いします。

隅田川花火鑑賞の昨夜2017・・・ありがとうございました!

*1:いつも美味しい日本酒やレアモルト、ワインなどを購入していた入谷にある明治屋酒店さん、今年も当日行って写真の通りお酒を購入してきたのですが、実は、店じまいをしてしまったとのことでした。たまたまご主人がいたのでお酒を分けてもらった次第ですが、何とも残念でなりません。いつか復活してくれることを念じて今年はお酒をいただきました。年末の樽酒が買えなくなったのが非常に残念。

隅田川テラス6キロ:蒸し暑い夏のテラスで打ちのめされる

本日も暑い隅田川テラス・・・それでも吹いてくる風は何となく涼しく感じ、これなら少しは走れるかと走り始めると、永代橋を渡って対岸に行った頃には汗びっしょりですでに茹で蛸状態。これはやはり両国橋までだなと5キロをしっかり走ろうと。

走りました、5キロまで・・・キロ6分少々・・・5キロまでならもう少しはよう走れやって感じですが、今はこれで一杯一杯。5キロすぎて両国橋に上がる手前で100メートルほどダッシュ・・・そして両国橋に上がってまた橋の上をダッシュ・・・さて対岸のテラスに降りて、心拍数が126まで落ちたら100メートルほどダッシュ、それを2回?3回?繰り返して、最後終わりました。

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走らないよりはマシだろうけど、10キロぐらいは我慢して走りたいもの・・・本日は午後からの飲み会に行くので時間がないというのもありましたが、暑くても、歩いても10キロか1時間は目張りたいと思った本日のランでした。

暑い中、走ってくれた御御足です。本日のシューはOn cloudracerでした。まだあまり履いてないのですが、小浅間山へこの靴で行っているので火山灰で灰色が濃くなっています。

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このくらいの距離なら脚へのダメージはそれほどでもないはずなので、毎日走ろうと誓う本日のランでした。

お疲れ様でした。

8月のラン:34.3キロ
(7月のラン:115.3キロ)
2017年シーズンのラン:938キロ

 

【大塚駅北口】ぼんご:おにぎり専門店でおにぎりをいただく

おにぎり専門店・・・ぼんごさん。

このお店も懐かしいお店・・・まだ大学院生の頃、大塚によく飲みに行っていた。その帰りに寄ったことが始まり・・・といってもそれほど常連になっていたわけではない。

ぼんご

食べログ ぼんご

今回、大塚に久しぶりに行ったついでに寄って行こうと思って探したら前のところにはなかった。自分の記憶が正しければ、ホープ軒の近くにあったと思うのだが、そこから少し北側に移転していた。店内もだいぶ広くなった印象。

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久しぶりだったので、少し欲張ってしまった。頼んだのは左から昆布、鮭、生たらこの3つ。出てきてびっくりだったけど、予想より一つが大きかった。柔らかく握ってあるとはいえ、このくらいになるとかなりの量・・・だけど、あっという間に3つのおにぎりは胃の中に落ちて行きました。

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そしてぼんごさんでおにぎりを食べるときには必ず頼むなめこ汁。昔はなかったと思うのだが、今回、海苔を入れるように進められた。正直、海苔はあってもなくてもよかったかな・・・僕としては。

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どうですこの美味しそうな鮭と生たらこ・・・たまらんですよ。おにぎりでないと味わえない美味しさというんでしょうか・・・王道の味というんでしょうか。満足の味でした。

店内には今流行りのおにぎりの具材が色々書いてあって、それはそれで食欲をそそられたのですが、ここはあえて王道の具を頼んだ次第です。次回行く機会があったら、新し目の方を頼んでみようと思います。

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ぼんごさん、美味しいおにぎり、ごちそうさまでした。

関連ランキング:おにぎり | 大塚駅大塚駅前駅巣鴨新田駅

浅間高原ラン15キロ:夏真っ盛りですが、走りました

二十日ぶりの浅間高原ラン。日差しは強かったけど、気温は25度を少し超えるぐらい、湿度が低いのでまあいい感じです。

しかし体は動きませんでしたね。脚ですか動かないのは・・・フトメンの影響が大きいです。今日は何が何でも火山博物館までのコースを走れなくても必ず行って帰ってくることが最低限の目標。まあ、これだけは死守した感じ。

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この坂、これをノンストップで上れるようになるのが、当面の目標でしょうか。その先のマラソンなどでの目標はこの坂の向こう側に広がっているということですね。そのためには日々のランニングをきちっとこなす必要がありますが、そこを8月の残りは重点的に実行して行きましょう。

今回はもう少し走れると思ったのですが、ダメでしたね。5キロでもいいので、その代わり毎日走った方がいいのかも。そのうち調子も上がって、その頃には暑さも和らいで距離も踏めるようになるでしょう。そうそう、そうすれば体重も減るでしょうし、いい方に回って行くはずです。

次のレースまではまだ時間があるので、日々のトレーニングを着実に進めましょう。

8月のラン:26.9キロ
(7月のラン:115.3キロ)
2017年シーズンのラン:930キロ

湯谷昇羊著「『できません』と云うなーオムロン創業者 立石一真」:技術経営者とは斯くあるべき

今回、とある件でオムロンさんにお世話になるので、新ためてオムロンという企業を勉強するために読んでみた。創業者立石氏の生涯を描いた一冊だ。

オムロン・・・この社名、聞いたことはあるが、何を売っている企業なのか咄嗟には思い浮かばなかった。そこでHPを覗いてみると・・・製品・サービスとして以下の品目が並んでいる。

  • 制御機器・FAシステム
  • 電子部品
  • 車載電装部品
  • 社会システム
  • 健康医療機器・サービス
  • 無停電電源装置・組込みシステム
  • 環境関連機器・ソリューション

本書を読んでも分かるが、上記の商品群を見てもお分かりの通り、どちらかというと産業機械、社会基盤を形成する機器を製造販売する企業だ。マスユーザ向けだと健康医療機器として電子体温計、体組成計(体重計)、血圧計、活動量計歩数計)などであろう。だからオムロンというと電子体温計とか健康機器のイメージだ。

自分にはあまり馴染みはない企業であったが、東のソニー、西のオムロンと並び称されるほどの技術開発に熱心な、それをビジネスにうまく生かして成長してきた企業だ。その企業を築きあげたのが創業者である立石一真だ。本書はその立石一真の一代記であり、オムロンという会社の成長の記録と言っていいだろう。読んでいて面白い、興味深い、勉強になる。

「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)

「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)

 

 構成は以下のとおり。

  • まえがきードラッカーが絶賛した日本人経営者
  • 第1章 青雲の志
  • 第2章 立石電気創業
  • 第3章 倒産の危機
  • 第4章 プロデューサー・システム
  • 第5章 夢のスイッチ
  • 第6章 生い立ちと社憲
  • 第7章 自動券売機と再婚
  • 第8章 交通管制システム
  • 第9章 CDと無人駅システム
  • 第10章 健康工学と福祉工場
  • 第11章 電卓の誤算
  • 第12章 大企業病退治*1
  • 最終章 人を幸せにする人が幸せになる
  • 文庫版あとがき

根っから技術が好きだった人なのだなというのが読んだ後の正直な感想。自分を生かすため、経営者になってからは会社を成長させるために何をするべきかを常に考えていた。その先には「常に人のため」というソーシャル・サービスという考え方があり、常に重視していた*2

目の前の利益を考えたら絶対手を出せないような開発課題も積極的にチャンレンジしたし、それが結果的に新しい製品の基礎となるという好循環・・・最後の方に出てくるが、SINIC理論という考え方(今でいうとSTS研究そのもののことだ)を一貫して経営の中心に考えており、ぶれることがない。

 前半生はどちらかというと苦労の連続だった。大変な時期を乗り越え、立石電機を育てていったのだが、苦労した時代の経験がその後にすごく役に立っているというか、苦労した時に受けたいろいろな恩を終生忘れず、日々仕事を、会社を経営をしていたというのは本書を読めばよく分かる。

また電子部品を中心として、色々な革新的な製品を世に送り出していたが、技術開発、研究開発を通して社会に奉仕するというその姿勢は終始一貫したものであった。自動改札機が関西の私鉄で最初に採用された背景にはオムロンがいたのか・・・と今頃思い当たって見たり・・・前述のSINIC理論という考え方当時からあったのかというのを知ったり、そういう点でも読んでいて面白かった。

「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真

「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真

 

2020年を目前に控え、その後の本格的な人口減少社会を考えた時、イノベーションだ、オープンだ、子供達にはプログラミングだとか言っているけど、なんか違う・・・ということを本書を読んで再度認識させられた。R&Dをやるにも、哲学がないんだ、何のためにやるのよ?!という肝心の部分がない。その哲学があって初めてそれを前提にいかに世の中のことを観察するかが大切なのだ・・・ということだろう。そのように普段から確固たる考え、思想、哲学とそれに基づいた観察をしているから、第六感が活きる。あてずっぽうに言っているわけではない、日頃から考え抜いて見ているから、囁くんだ、自分のゴーストが。

本書は技術者が考える企業経営とはこういうものかという一つの大切な記録だと思う。

*1:大企業病と対峙した時のことを描いているこの章を読んで、今の日本経済は戦後経済の高齢化が問題なのではないかと感じた。今の経済政策、働き方改革とかが典型・・・そんなこと言っていられる場合なのか?と思わざるを得ない。それとボケも加わっている。体力も落ちている・・・高齢化そのものの日本経済、それを再生させるための政策が必要なのでは・・・と考えざるを得ない。それはここの企業にも当てはまる。どうするのか?

*2:例えば、本文中から抜粋すると・・・「ええか。企業を伸ばすことによって、企業には近隣の地域社会に豊富な雇用を与えることができ、その結果、地域社会に対して好ましい隣人になれるんや。得意先に対してはよい仕入れ先にになり、仕入れ先に対してはよい得意先になることで奉仕する。さらには企業は、当然の行為として適正な利潤の追求をするから、その利潤のうちの半分くらいを税金の形で国家に奉仕する。その残りで社員に対しては、高賃金の形で奉仕する。株主に対しては、高配当することによって奉仕する。得意先に対しては研究投資、設備投資を通じて、よい商品をより安く供給して奉仕する。さらに企業はその属する地域社会の恩恵を被っているから、利潤の一部で地域社会に対して具体的な社会奉仕ー福祉事業をして恩返しするんや。」(本文167ページより抜粋)

隅田川テラス11キロ:本日は気温湿度共に低めで走れてこんなもん

先週の隅田川花火大会当日に走って以来、ほぼ一週間ぶりのラン。

今日は気温湿度共にそれほど高くもなく、キロ6分少々で10キロ走れました。まあまあでしょう。

最近満足に走れていない上に、何となく過食気味で体重が増加基調です。今週からのお盆休みシーズンも要注意ですね。でも胃腸が壊れないように食べまくり、その上で走ろうと考えています。とりあえず日曜日はサクラをいただきます。

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この季節、気温湿度が低いと言ってもそれなりには高いので10キロ走れたのでまずは良しとしようと。明日は北軽井沢で高原ランなので、最低でも14キロは走りたいと・・・走れなくても14キロは動き続けようと考えています。

明日は、晴れれば標高1100メートルの強い紫外線の元、涼しい風を受けて無理せずに14キロ走りきれるように頑張りたいです。前回の小浅間山ランの時のようににわか雨に降られないことを祈って走りますw 

8月のラン:11.8キロ
(7月のラン:115.3キロ)
2017年シーズンのラン:915キロ