普段からもう少し通ってもいいと思うが、最近は年1回の鴨なんを食べに行くのが恒例行事になっている。そして今年もその季節がきた。
並木藪さんの鴨なんは11月から始まる。早いとその月に行くのだが、今年は少々遅く12月になってからの訪問となった。流石に昔ほど混んでるところに出会わなくなったが、それでもタイミングによっては行列になるが、今回はすんなり入ってテーブル席に着席。
並木藪のいいところは、お客さんと接している店員さんたち・・・ほぼ女性だ。去年あたりから若い男性が出ているようだが、女性は昔からの顔ぶれが今も迎えてくれる。あの人たちの元気な顔を見るだけで一年間元気にやってきたのね・・・と思う。定番のいつもの情景・・・大切だ。
さて、着席するとすぐにすることは、鴨なんが今年はいくらか?と確認することから始まる。今年は1900円・・・ついにここまできたかって感じ。来年は2000円かなと。そして着席して、注文・・・お酒、お燗で2本、板わさ、鴨なん2つ・・・これで注文はおしまい。
すぐに運ばれてくるお酒を板わさをつまみにちびりちびりとやりながら、鴨なんの到着を待つ。お酒は菊政宗の樽酒・・・これが美味しい。お酒を頼むと付いてくる蕎麦味噌を舐めながらちびりと飲む。そして板わさをいただきながらまたちびりと飲む・・・いいねえ。
そして運ばれてくる鴨なん。いつも変わらないこの見栄え。真ん中のつくねが光っている。それを囲む肉厚の鴨肉・・・ここまで厚く豪快な鴨肉を入れている鴨なんを出す蕎麦屋はなかなかない。そして南蛮・・・これがないと鴨のうまさは引き立たない。役者は揃った。
どうだい、この見栄え・・・この蕎麦つゆが鴨なん独特の甘辛さで口の中に広がるんだ。蕎麦つゆのうまさも忘れてはいけない。
どうだい、この鴨肉とつくね、これが口の中で旨味をこれでもか!って主張する。美味しいことこの上ない。
あっという間に食べ終わり、最後は濃い目の鴨なんの蕎麦つゆに蕎麦湯を注いでいただく。綺麗にいただく。満ち足りた自分を確認する瞬間だ。今年も美味しかった。でも1900円まで来たかってのはびっくり@@!だった。
今年は、ここ数年来なかったことだが、鴨なんを頼んでいる人が多かった。本当にみんな鴨なん頼んでいた。それだけ景気がよくなっているということなのかもしれないが、それはそれとして、並木藪の鴨なんは不滅ですって感じだ。
今年も堪能させていただきました。
お店の方々が毎年同じ元気そうな顔でお店の中にいらっしゃるのを確認できるだけでも嬉しくなります。その上に美味しい鴨なんをいただきて、本当にこのひと時は大切だなと。
またよろしくお願いします。
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