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もう20年近くになるだろうか。冬シーズンに食べる浅草並木藪の鴨南蛮。今年も食べてきた。去年は、1月25日だったが、今年は1月31日・・・若干早い。毎年11月から3月下旬までの季節限定のメニューだ。それだけあってここ並木藪の鴨南蛮は美味しい一品なのだ。
今年もやってきました・・・毎年見るこの佇まい・・・いつみても同じなのだが、この佇まいをみるとなんかいいんだよね。ご飯どきを外して行くからなのか、最近はほぼ行列もなく、すんなり入れるからなおいい。

今年は、入って1番奥のテーブル席に案内される。席についてほっと一息ついて頼むのは、まずは菊正の樽酒だ。ぬる燗で頼む。つまみは板わさ。そして本日のメイン、鴨南蛮もお願いする。あえて順番は言わないけれど、ぬる燗と蕎麦味噌が出て、板わさが出て(今年は同じタイミングだったかな・・・)、その後、ほどよいタイミングで鴨南蛮が出てくる。

まずはぬる燗と板わさでゆっくりと始める。ぬる燗がいいんだ。お猪口に注がれて、それを最初は舐める。そしてゆっくりと味わいながら流し込む。お猪口だから口の中を湿らす程度だ。そしてすぐにお代わりを注いでもらう。ちびり、ちびりとやりながら板わさをいただく。板わさはプリプリっとした食感でこれぞ板わさって感じ。

そして登場、本日の主役、鴨南蛮。いつもと同じ顔をしている。大ぶりの鴨の肉と小さい脂身、そしてつくね。大事な脇役、ネギもいつにも増していい感じで味が染みている。立ち昇る香りがいい。これが鴨南蛮の香りだ。

どうだいこの鴨の肉、色づきもいい感じじゃないか。絶妙に火が通っている。そして赤みを包み込むように脂身がついている。厚みも厚からず薄からずちょうどいい食べ応えのある厚みなんだ。これを頬張ってゆっくり噛み締める。そうすると鴨の旨みが口の中にジュワッと広がる・・・至福のひとときだ。

そしてつくね。この大きさのつくねはなかなかないだろう。見るからに美味しそうだ。そう美味しいんだよ。口の中でほろっとほぐれて肉が口の中で細かく砕けていく。そうしたときの一粒一粒の肉の塊から出てくる肉の旨み・・・美味しいよねえ。

忘れてはいけない・・・蕎麦。丼の底の方に隠れているからそれを箸でつまみ出してくる。表に出てきたら速攻でふうふうして食べる。鴨南蛮独特の蕎麦つゆが絡んで一緒に口の中に入ってくる。うまいよねえ。これが鴨南蛮蕎麦なんだ!って改めて思うよ。

どうだい、この美味しそうな鴨南蛮蕎麦。これはね、浅草の並木藪さんの鴨南蛮だよ。11月から3月下旬までしか食べられない季節限定だからね。今年まだ食べてない人は食べに行った方がいいよ。

などと、他人のことはおいておいて、今年も浅草並木藪の鴨南蛮そばを美味しくいただいてきたのでした。

お猪口にも並木の文字が入っているのは今回初めて知りました。

当然、蕎麦つゆも全て飲み干しました。美味しかったです。今年もう一度来てもいいかな。また来シーズンのお楽しみかな。どちらでもいいけどまた美味しい鴨南蛮そばをよろしくお願いしますよ。
ごちそうさまでした。
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