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たまに寄らせてもらう八重洲にある酒の店・・・ふくべ。最近もたまにお邪魔している。自分としては、今時の日本酒ではなく、昔からある日本酒が飲みたい時はふくべに限る。
この時お邪魔したのは、夕方の早い時間だったと思う。まだ店内はそれほど混み合っていない時間。自分はカウンター右端に陣取り、まず最初は何を飲もうかと思案する。暑かったので、冷たい菊正宗樽をいただこうと思ったが、あいにくまだ冷えていないとのことで、近くにあった呉春をいただくことにした。
ちびりちびりと飲み始め、次はつまみをどうするか・・・こちらも最近定番化している月見をいただく。自分の場合は、全卵を入れてもらっている。全卵が乗った山芋の底に青のりがかけてあるのだが、これをよ〜く混ぜて、混ぜて、混ぜていただく。
冷たくてツルッとした感じの喉越しが好きだ。夏のこの時期に食べたくなる食感。ポイントはわさび・・・かき混ぜても溶けないので、注意深くわさびを狙って箸でかき混ぜる必要がある。そうしないと後でわさびの塊を食べてしまうことになる。
お酒は2本目に進む・・・久しぶりに群馬泉を頼んだ。いい酒だね。日本酒って感じの味がする。そしてそれに合わせたつまみは鮭のはらすだった。今回はそれもカマ寄りの美味しいところが当たった。
この焼き加減もいいじゃないかい。少しずつ身をほぐしながら食べる。そこに群馬泉を注ぎ込む。口の中で広がある美味しい世界。小盆で繰り広げられた視覚での美味しさが味覚での美味しさに変わる瞬間だ。こういうのいいよねえ。
そしてお酒は3本目・・・菊正樽の冷やしたやつを頼む。最初に飲みたかったのだが、最後になったのはご愛嬌。冷たい菊正樽が喉の奥へ落ちていく。そこに程よいはらすの塩気が混じる。いいよねえ。美味しいよ。満足する瞬間だね。
1時間少々だろうか。あっという間に時は経ち、お勘定を済ませて店を後にする。次回はいつ来るかな・・・ご馳走様でした。