それは4月8日の土曜日の夕方だった。久しぶりにささもとに伺おうと新宿へ。地下鉄も駅もだいぶ混み合ってきているのが感じられた。これはささもとでも入るまでに並ぶかなと思いながら思い出横丁へ急ぐ。
ささもとに到着したタインミングが良かったこともあり、それほど並ばずに表側のお気に入りの場所に着席。そして飲み始めたわけだが、店内にはちらほら海外からのお客人がいるではないか。ああ、戻ってきてるんだなと思いながら焼酎をグビリ。
今日も堪能させてもらおうとまずは定番の煮込みから・・・浅いところと良く煮えと混ぜてもらった。手前はフワだ。いつ食べてもこの煮込みは美味しい。そしてびっくりの新メニュー・・・この塊は何?と聞いたら大根というのでもらって食べてみた。感想としては、もう少し味噌味が濃かったら良かったということで次回食べるとしたら別に味噌をつけてもらおうと思った。
次は刺身・・・今回は、赤身とコブクロとセンマイの3種類。他にもあったかもしれないが、今回は3種類にしておいた。どれも鮮度と美味さは文句なし、キンキンに冷えたセンマイのシャキシャキ歯応えが特に好きだ。赤身は舌の上で転がすようにして食べると肉の甘みが口の中に広がる。
もつ焼きは、最初は赤身の軽焼、レバーのネギ醤油をいただいた。なぜか昔を思い出す。その後、ホーデン、たたき、ナンコツと古くからあるもつ焼きを食べる。どれもいつも変わらぬ美味しさだ。
後半は味噌系の味にした。青ネギ、タン、カシラを味噌焼きにしてもらう。味噌は普通の味噌なのだが、これが炭で炙られ、いい感じで焦げると美味しいんだ。
そして最後はネギスープ。ゆず果汁を少し入れてもらう。これを飲むとホッとする。
今回、焼酎3.5杯で、食べたくしの数も少なめで店を後にしたのだが、それは行列が半端なかったから。しかもほとんどが海外からのお客人で占められていた。完全に新型コロナ前、2019年ごろの感じだった。日本ではない世界が再現されようとしていた。その海外からのお客人の皆さんに少しでも早く美味しいもつ焼きを堪能してもらいたかったので早めに席を立ったのだった。
ご馳走様でした。