サントリーホール35周年記念ということだった・・・久しぶりのガラコンサート。
これまでにも何回か参加したことがある。そう、自分にとってガラコンサートは聴きにくというより、参加するという感覚だ。
なぜそういう感覚になるのか分からない。皆、正装して参加するからかもしれない・・・昔は最後に威風堂々を皆で歌うなどで一体感があったからかもしれない。
今年は、コロナ禍で開催がどうなるか心配だったが、無事、開催され、2時間堪能させてもらった。
出演は以下の通り。
- ソプラノ:ズザンナ・マルコヴァ
テノール:フランチェスコ・デムーロ
バリトン:アルトゥール・ルチンスキー
メゾ・ソプラノ:林眞暎
ほか - 指揮:ニコラ・ルイゾッティ
- 東京交響楽団
- 合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー&新国立劇場合唱団
- 司会:石丸幹二
プログラムは以下の通り。
- ベッリーニ:オペラ『清教徒』より「あなたの優しい声が」
- ベッリーニ:オペラ『清教徒』より「愛しい乙女よ、あなたに愛を」
- ロッシーニ:オペラ『アルジェのイタリア女』より「祖国を思いなさい」
- ヴェルディ:オペラ『ナブッコ』より「行け、わが想いよ、金色の翼に乗って」
- ヴェルディ:オペラ『仮面舞踏会』より「お前だったのか、あの魂を汚した者は」
- プッチーニ:オペラ『マノン・レスコー』より 第3幕への間奏曲
- プッチーニ:オペラ『ラ・ボエーム』より「冷たい手を」
- ヴェルディ:オペラ『ラ・トラヴィアータ』より「乾杯の歌」
- 他
前半と後半に分かれての演奏であったが、実はプログラムにない演目もあったりして、楽しい2時間だった。
自分としては、サントリーホールのパイプオルガンを聴けたのが良かった。これも後半のプログラムにない演目だったが、曲はバッハの有名なパイプオルガンの曲だった。小さい時、教会でよく聞いた曲・・・と似ていた。思い出したよ。
フルオーケストラを久し振りに聴いたのだが、贅沢だと思った。アンプを一切使わず、生の音であれだけの迫力・・・ソリストたちの声量、すごいの一言に尽きる。
1年に1度ぐらいはこういうところでひと時を過ごすというのはいいものだ。