地図上にいろいろな位置情報を付加するといろいろ便利なことは、GoogleMapなどを使って経験していたけど、それももっと本格的にできるのだということが分かった。ここ半月ぐらいの話だが、ちょっと調べてみると、なんか自分でもちょっとしたものならできそうではないか。
何をこれで作るのかも具体的には何もないし、実は自分のコンピュータやプログラミングに関する知識で大丈夫なのかもわからないが、ちょっと勉強してみることにした。
それで最初に購入したのが、この本・・・朝日、大友、水谷、山手(著)「[オープンデータ+QGIS]統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方」。
QGISや地理情報、位置情報はビッグデータの一分野にあたり、最近の注目分野ということもあり、他にもいろいろな書籍が出ている。その中でなぜこの1冊か?
地図上にいろいろな情報をマッシュアップすることで便利に使えることはWeb2.0の頃から知っている人も多いであろう*1。
一方、そうはいっても、オープンデータとかビッグデータ、またオープンソースと言われると、自分でもどこまで応用できるのかよく分からない・・・本書はまさにそういう人にも参考になるように書かれているらしい。具体的にはこうある・・・本書をお勧めの方・・・「オープンデータって最近よく聞くけど何だろう。どうやって使うのだろう。」と日頃思っている人・・・まさにこういう状況だったので、購入決定!
[オープンデータ+QGIS] 統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方
- 作者: 朝日孝輔,大友翔一,水谷貴行,山手規裕
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/11/20
- メディア: 大型本
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- Part 1 地図情報/オープンデータの基本を理解する
- Part 2 データを準備する
- Part 3 基本となる地図を準備する
- Part 4 テーマを決めてデータを可視化する
- Part 5 データを出力する
こんな感じでテクニカル面は一応イロハからわかるようになっている。
これはこれでいいのだが、もう少し全体的なことが知りたいと思い購入したのが、こちら・・・神武、関、中島、古橋、片岡(著)「ウェアラブルコンピューティング時代を切り開く 位置情報ビッグデータ」だ。
この本の読者対象は、「位置情報ビッグデータやウェアラブルコンピュータに興味をお持ちのビジネスパーソンを主な対象にしている」ということでぴったり。さらに「ビジネスのみならず、普段の暮らしや遊びで位置情報ビッグデータを活用したい方にもより理解を深めていただける情報も数多く盛り込んでいる。」ということで自分の必要とする情報が得られそうな匂いがプンプンしている。
- 作者: 神武直彦,関治之,中島円,古橋大地,片岡義明
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2014/04/17
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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- 第1章 位置情報を活用したビジネス
- 第2章 位置情報関連ビジネスの市場規模
- 第3章 位置情報サービスの要素技術
- 第4章 ウェアラブル化する位置情報デバイス
- 第5章 位置情報サービスの課題
- 第6章 位置情報サービスの将来展望
以上、6章だてだ。一見してお分かりの通り、市場規模もまで扱われており、この分野の業界分析をするときの基本的な情報の多くが本書から得られると思う。
まずはこの本を読んで、並行して技術面を勉強するといいう感じだろう。
最後の1冊は、地理情報、位置情報分析の統計理論的な話だ。谷村 (著)「地理空間データ分析 (Rで学ぶデータサイエンス 7)」の実践するためにより詳細に基礎理論と分析手法を知ろうとする人向け・・・Amazonから引用すると・・・
地理空間データに関する基礎理論と分析手法について述べた解説書である。理論的背景の解説に加えて,フリーソフトウェアのデータ解析環境Rによる事例解説により,読者が自分自身の手で実践的に理論・方法・技術を確認できるように構成されている。本書の対象は,地球統計学,計量地理学,地理空間情報学を目指す学生のみならず,位置情報が関与するさまざまな分野,環境学,疫学・公衆衛生学,犯罪科学,経済学,生態学,都市計画学,マーケティング,その他の実務家,専門家,学生を幅広く対象としている。
・・・ということでこちらもおいおい読んでみようと思う。
- 作者: 谷村晋,金明哲
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/07/25
- メディア: 単行本
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