日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

コラボル派 or パクル派

先日、攻殻機動隊の記事にchikyuさんが以下のコメントをくれました。

Matrixのウォシャウスキー兄弟(が正しいと思います)は攻殻機動隊パクっていますが、攻殻機動隊の下敷きは84年のウイリアム・ギブスンのサイバーパンク小説『ニューロマンサー』なので、米国と日本のヲタクでコラボってる感じがします。

ニューロマンサー』→『攻殻機動隊』→『Matrix』の一連の作品の関係を単なるパクリと捉えるか、あるいはコラボって新しい作品を生み出していると捉えるか、よくよく考えてみると、この感覚の差は大きいような気がする。

昔、情報は囲い込み、自分の都合のいい部分だけ出して、戦略上優位な位置に立つための手段であった。だから情報はパクルものになる。

一方、現在、Web2.0といわれているものは、ネット上で情報をコラボって新しい情報を作り出す仕組みとなっている。情報は共有しコラボって新たな情報を生み出すものという位置づけだ。

企業がそこまで変わっているかといえば・・・どうなんでしょうか。

個人の感覚に話を戻すと、ある作品を見たとき、大概の場合、元ねたはあるわけだが、それをパクったと感じてしまうか、コラボってるって感じるか・・・この差は大きい。

コラボってると感じる人は、そのビジネスモデルは別にして情報を商売にしていける可能性が大きいと思う。いや、ビジネスだけではないだろう。人付き合いの面でもこういう感覚は今後ますます大切になっていくだろう。

パクってしまうと考える人は、自分が情報を囲い込んで、周りとのコラボル機会を逸していないか、またそれによって周りを非効率にしていないか、考えてみるとおもしろいかも^^

僕はやはり電話時代の人間、いけてもWeb1.0的人間なので、やはりパクリ!と捉えてしまう・・・笑

これからの時代、二項対立的なものの見方は通じないないのにねえ。パクリ派の皆さん、ご用心。

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