行動を次につなげるために、重要なのはPDCA!
- P:Plan:計画
- D:Do:実行
- C:Check:反省
- A:Action:行動
計画と実行までは行うけど、気がつかないうちに省略しているものが、C:反省。
ここをしっかりとしなければ、次への具体的な行動は出てこないはず。研究プロジェクトにしろ、組織を動かすにしろ、計画と実行は夢があるし、それを実現するステージだから皆前向きに取り組む。
重要なのはそれからうまくいかなかった場合、それをそのままにするのではなく、反省し、何が問題であったのかを明らかにしておかなければ、次の行動には結びつかない。また計画に戻ってしまう。反省がないから以前に失敗した問題点を抱えたまま実行することになる。当然、結果は・・・言うまでもない。
反省をするとき注意しなければいけないのは、犯人探しになってしまわないようにすること。そのようになると、その人に責任を押し付け、根本的な解決策を導けない。これは十分に注意しなければならない。
逆にこの部分がしっかりできる個人、組織というのは危機に陥っても強いはずだ。弱みを強みにすることができる。逆転の発想ではないが、弱みをしっかり分析できる個人、組織というのは反省がちゃんとできる個人、組織だろう。
研究者の資質もそういう部分が大切だと思う。常に謙虚であれとまでは言わないが、自分で自分を庇うような言い訳をしていては研究内容の向上はおぼつかない・・・そうなることを防ぐには、志は高く、自分を信じて進むことが大切だ。
C:反省は失敗したときだけ行わればいいというものではない。成功しているときにこそ、大切なのかもしれない。いや大切なのだろう。盛者必衰とならないために。