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日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

将来、携帯電話はどう変わるか?・・・All in OneからOne in Allヘ

携帯電話・・・というよりスマートホンといった方がいいか・・・すでに単なる電話ではなくなっている端末・・・この端末、日々の生活に多大な影響をもたらしている。そしてその影響は今も拡散している・・・途中でそこここでいろいろ騒動を起こしたりしている・・・が、世の中を大きく変えている。

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ある研究者の一言

先日、とある研究者の方と話していた時、スマホのタッチパネルの影響力の大きさを指摘された。あの技術の凄さ、指の圧力、移動した距離でいろいろ操作ができる・・・それでインターフェイスが劇的に変わって、アプリやサービスの使い勝手が改善され、それがユーザの範囲を拡大させたと。また別の人は仕事は全てスマホで行うとのことだった。パソコンを使わないらしい。そうしたら最近の学生もそうらしく、レポートの提出もスマホで作成して提出してくるとか・・・そこまでスマホに頼りきっていない自分もスマホがないと困る場面が徐々に増えているような気がする。で、研究者の方が言ったのは、今、スマホを中心に人の行動が変しているけど、問題はこのスマホの次だろうと・・・スマホが出てきたのだから、絶対次があるとのこと。その時はその次が何かは皆目見当がつかないってところで話は終わったのだが・・・

Garmin735とスマホの関係

そう言えば、ランニングウォッチを新しくした時、それがブルーツゥースで接続されて、そこにいろいろ情報が表示されるようになった時、便利になった・・・これで携帯電話の呼び出し音をオフにしていても携帯電話に気づかないことがなくなるなどと考えていたが、その研究者の言葉「スマホの次」という言葉が思い出された。ああ、もしかしたらこういうことかと・・・。

 All in OneからOne in All*1

今、携帯端末にネット化されたランニングウォッチから今後のICTサービス・端末を考える・・・と、今までは携帯電話の中にいろいろな機能やサービスが吸収されて、今ではスマートフォンがあればなんでもできる環境を作り上げてきた。それが今後は逆転するのではないかと・・・と考えたりする。世はIoTと言われるあらゆるものがネットに接続されるようになってきている。そのハブの一つになるのがスマートフォンだろうというもの。

IoTの中でも利用者周りのネットワークはスマホを中心に接続され、それがクラウドに吸い上げられて、各種サービスを提供する基礎データとして共有される。そうすると、スマホ本体はハブの機能を司り、各サービスについては、そこからブルーツゥースのような短距離通信によって結びつけられる端末で提供される。スマホを中心にサービスの再編が進められて、それに伴ってスマホの中に吸収されていたサービスが再び分離されるようになる。例えば、僕のランニングウォッチやAppleWatchのように。

その時、スマホは今の形をしている必要はないのではないか。極端に考えれば、通信モジュールだけのポケットモデム(あるいは今はWiFiステーションといった方がいいか)のようなものだ*2。それを起点に、例えば、テキスト情報の入出力や映像の視聴はタブレット、映像情報を記録用のカメラ、時計、メガネ*3、ベルトなど身につけているもの*4、それからその他の各種サービスを利用する際の端末と接続され利用できるようになる。通話もおそらくイヤホンとマイクが独立して、いわゆる携帯電話とは違う形で会話が行われるようになる・・・とか。

通信サービスは目に見えなくなる

あらゆる機能やサービスを取り込んでいた、All in Oneの流れが逆になるということだ。そうなるとIoTやIoEがかなり進んだ段階になると思うが、逆に通信サービスは我々の前から姿を消しているかもしれない。今までも電話機やパソコンが入出力装置として見えていたけど、それ以外の部分で意識しないうちに我々はネットワーク化され、様々なサービスを使い、利便性を享受するような世の中。

まあ、いろいろ制度上の課題が山積するだろうから、紆余曲折はあるだろうけど、今、世の中を見る際のキーワード、所有から利用への変化の中で、IoT、ビッグデータ、AIがもたらすサービスを最も使いやすい形で実現する方向に技術開発は進み、世の中の受容も進んでいくのだろうなと・・・それがセンサーを搭載した通信モジュールがあらゆるものに入り込んでいく状況、One in Allがこれからの携帯電話技術の方向ということか・・・。

ツッコミどころ満載ですが、まあ、どうでもいいことのような気もするし、ちょっと思いついたので備忘録として書いておきました。

*1:この「All in OneからOne in Allへ」という考えは、2000年の頃のとあるプロジェクトで出された考え方だった。その時はふ〜んとあまりリアリティが感じられず、聞いていた。頭の片隅に残っていたのは、その後もこの見方を考えたF君が基本的な考え方は変わらないということをいっていたからだった。今の技術進歩を見ていると、まさしくOne in Allへ流れが変わりつつあるのかと思わずにはいられない。あの当時、この着想を得たF君には脱帽です。

*2:いやいや、もっと簡単に言ってしまえば、simカードだけになるということだ。この視点だとモバイルを研究していた人たちもそういう目で見ていた人はいたと思う。

*3:自動で視力調整してくれるとか

*4:それらの端末から例えば生体情報(心拍数など)を取得する。