2016年GWに行った室戸岬へのドライブシリーズ・・・だいぶ経ってしまったが、これで最後の記事になる。最後は弘法大師、空海さんの御蔵洞(みくろうど)。
中岡慎太郎の像をしっかり見て、室戸岬からの眺望の素晴らしさに感嘆し、お遍路さんにも巡り会い、いろいろ刺激を受けて最後が弘法大師。この御蔵洞の存在を教えてもらった時、自然と足はそちらに向くようになっていたようだ。
空海とは弘法大師の法名であるらしく、この御蔵洞で修行していた時、祠の中から外を見たら、空と海しか見えなかったから「空海」としたのだとか。同じように見てみると、空と海が見える・・・加えて現代は自動車なども写っているがこれはご愛嬌。
御蔵洞の前の景色・・・これだけの空と海の広がりがあれば、そしてこの中で修行をしていれば、空海と法名を考えついたとしても不思議ではないなぁ〜と思いながら景色に見入っていた。この日は天気が良かったのもあるけど、本当に気持ちのいい空間が広がっている。
御蔵洞を外から見ると、こんな感じだ。本当に祠で奥が結構ある。当然、中に踏みいえれると何とも言えない独特の雰囲気がある。冷んやりしていて、何となくしっとりとしていて、神秘的な雰囲気。ここで修行していたのか・・・何を考えていたんだろうと思わず、思わずにはいられない。
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その他にもいろいろ修行の地にちなんで石碑などがある。みんな、石なんかを置いていくのね・・・どこでもやることは同じ。僕らが行った時も何人かの観光客が来ていた。ここはお遍路さんは寄ってがないのだろうかと思わないでもなかったが、行った時はお遍路さんはいなかったね。
弘法大師の修行の地であることを説明する石碑。いろいろ書いてあったので写真に撮ったけど、ちょっと読めない。これならちゃんと読んでくるのだった。ここが修行の地であることだけは確認できた。
御蔵洞を海岸側から引いてみるとこんな感じに見える。背中側は海、室戸岬からの太平洋だ。波と風の音しかなかっただろう、その中で修行を行った弘法大師・・・毎日何を考えていたのか・・・何も考えていなかった・・・ただ無心に修行に没頭していたといったところか。無心になるということは何かに集中していることだから、実際は無ではなくて、そこには何かがある、有なのだろうと思ったりする。その有が悟りなのかもしれないのかな・・・そして空海と。
話変わって、この形、相模湾でも見たことがある・・・烏帽子岩・・・こちらでもこの岩の名前は烏帽子岩。風と波に削られてこういう形になったのだろうかと思いながら写真に納めた。
最後にもう一度、空海さんも眺めたであろう室戸岬からの太平洋とその上に広がる無限の空。
この後、車で高知に向かい南国市のICから高知道に入り、徳島まで戻ったのでした。四国の東南側を一周したことになります。今は高速・・・というより高規格幹線道路が整備されていて四国の中も1日で結構回れます。
楽しいGWの室戸岬行でした。