還暦イベントの帰りの道中。名神高速の草津PAでお昼を食べ、その後もほぼ順調にドライブをし、一息つきたいと思ったがの、新東名に入って程なくある岡崎SA。こちらの矢場とんは以前も立ち寄り、ロースとんかつをいただいている。
今回は、違うメニューをということで、丼ものを頼むことにした・・・味噌カツ丼だ。それに小さいサラダと豚汁がつく。サービスエリアのフードコートでの定食としてオーソドックスだろう。
矢場とん自体は東京にもあり、初めて食べたのは東京ではなかったか。本場、名古屋でも本店ではなく、駅ビルかどこかに出店している店だったが食べたことはある。味噌カツは矢場とんでしか食べたことないが、どの店で食べても安定の美味しさだ。
写真を見ているだけであの時の味が思い出され、お腹がグーと鳴る。味噌の独特の甘みと美味しいさがいいのだが、それがまたトンカツと合うのだ。本当はゆっくりビールでも飲みながらいただきたいものだが、ドライブの途中でのSAでの食事、そうもいくまい。
美味しい味噌カツを一切れずつ口に入れ、味わいながら続いてご飯を頬張る。こういう時の米の美味さは別格だ。米食を知っていて良かったと思う瞬間でもある。そしてあっという間に味噌カツとご飯は胃袋の中に消えていくのだ。
最後の一切れと残された一口のご飯を前にした時、人は悩まないんだろうか。自分はいつも迷う。最後の一口を味噌カツから食べ、そこにご飯を重ねるべきか、あるいはその逆がいいかと。大概はご飯を先に食べると思うが、どうだろう。ご飯の旨味に味噌カツの旨味が加わるとき、最後の美味しさが口の中に広がり、至福のときの絶頂となるのだった。
今回もそうやってあっという間に食べ終わる。
美味しいひと時はすぎに過ぎ去ってしまう。次回、また寄る時があるだろう。その時を楽しみに岡崎SAを後にしたのだった。
ごちそうさまでした。
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