ちょっと備忘録として・・・
自分は本の積読マニアとは言いたくないが、ある意味不良資産化した本が山と積まれている。それでも本を買い続ける・・・これはやはり半分、病気のようなものと思っているが、それでは不良資産化してしまった書籍がかわいそうなので、今年はもう少し読書の量を増やそうと思う*1。
研究所での読書
まずはこの本。基本を大切にということで、マクロ経済指標の読み方、考え方をこれで復習しながら再度勉強。今、読んでるけど、読みやすく、理解しやすい。これ、常に傍においておいて常に振り返られるようにして起きたい一冊。
あとは実際のデータと格闘して自分なりの見方を作り上げていくことが大切というところだろう。
それから計量分析の新しい世界ということで、因果分析のこれらの本。書評を読んでみると、「原因と結果」の経済学の方がより入門的らしい。
我々の世界では、今まで因果関係は理論の世界で規定されており、それを実証する際には、データ分析においてそこが問われることはあまりなかった*2。しかし、最近、そこが注目されてきている。そうなったのは、ビッグデータなどデジタル化で我々の行動があらゆる面でデータとして捉えられる時代になったことが作用しているのではないかと思う。理論ではなくて、まずはデータ分析から入るということだ。そうなると、データ分析上で因果関係を問うことが手続きとして必要になることは想像に硬くない。さて、その時、理論はどうなるのだろう・・・と思ったりする*3。
それとデータ分析をする際の注意点というか、戒め的なことを再度確認する書籍として以下の書籍。シンクタンクなどビジネス系の研究所やコンサル会社で仕事をしている人間がもっとも読むべき本かもしれない。
この本も読み終わったあと、常に手に届くところにおいておき、時々読み直したい本だろう。
研究所ではまずこれらの本を仕事の合間に読み進めることを考えよう。それが読み終わったら、因果関係の計量分析でもう少し専門的な知識を得たいので、そのあたりの本を物色したい。今、旬のテーマなのでいろいろ出ているし、自分でも購入している。たとえば、以下の洋書が今の自分には一番身近なものかと思う。
Mastering 'Metrics: The Path from Cause to Effect
- 作者: Joshua D. Angrist,Jorn-steffen Pischke
- 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
- 発売日: 2014/12/21
- メディア: ペーパーバック
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そのほかに和書では、以下の書籍もいい。上の洋書よりこちらが先か。
どこまで実行できるのか、地道に頑張る。
自宅での読書
次に自宅ではこちらの本だろう。
読み始めてだいぶなるが、やっと100ページぐらい。訳文は読みやすい。内容も、共感とか、情念などについて例を上げながら丁寧に議論されていて、じっくり考えるのにいい。アダム・スミスがこういう側面の分析をしていたことに気づかされるとともに、この延長線上なのだか、違うのか今はまだ分からないが、国富論が書かれたというのはやはり興味深いことだ。
そしてこれを読み終えたら、当然のごとくこちらになる。
- 作者: アダム・スミス,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社出版局
- 発売日: 2007/03/24
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 43回
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- 作者: アダム・スミス,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社出版局
- 発売日: 2007/03/24
- メディア: 単行本
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アダム・スミスの一連の書籍を読みつつ、先日紹介したばかりのRとベイズ統計の以下の書籍もパソコンで実際にプログラムを写経しながら、読んで見たいと思う。
Rで楽しむベイズ統計入門[しくみから理解するベイズ推定の基礎] (Data Science Library)
- 作者: 奥村晴彦,瓜生真也,牧山幸史,石田基広
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/01/16
- メディア: 大型本
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読むのは各所で一冊
これだけでも9冊の書籍が挙げられているが、実は自宅や研究所の机や書棚には膨大な本が不良資産化して眠っている。これらの本を順次取り崩して、資産化するのがこれから数十年かけて行うことか・・・と考えたり。欲張ると続かないので、そこは継続をまず第一の目標としてやって行こう。
研究所と自宅で読む本は原則1冊。今回だと以下の書籍をそれぞれの場所で読むということになる。研究所では・・・
自宅では・・・
さて、どうなりますか。
55の手習いということで・・・よろしくです。