変化の時代だからこそ古典が大切なのだということを最近教えられたような気がする。
しかも最近、古典が新訳で出ることが多い。アダムスミスの著作もそうだ。
特に注目なのは、この村井さんと北川さんが訳者となっている道徳感情論。この著書は今までも複数の人に訳されてきたが、訳文の充実度、読みやすさは群を抜いているのではないか。
この道徳感情論を読んだ上で読まなければいけないのが、国富論だが、この著作も、彼女たちの師匠(と言っていいのだろう)であった山岡氏の翻訳だ。
デジタル化によって経済行動の根本が変化しているように見える今日、その経済行動を分析するツールとしての経済学についてもう一度原点に立ち返って考えて見てもいいのではと思い手にとっているのが、国富論の前に道徳感情論。
- 作者: アダム・スミス,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社出版局
- 発売日: 2007/03/24
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その道徳感情論を読み終えたらいよいよ経済学の原点とも言える国富論に取り組むことにする。
今の時代だから絶対に読んでおいた方がいい2冊だと思う。