この日の居酒屋Kはいたって静か・・・いや嵐が去った後だったかもしれない。今回は約半年前の11月18日のことの続編である。この日はN子からの1通のショートメールがぐっの元へ・・・「もうすぐ心の恋人がくるよ」・・・すべてはここから始まった。いや、この日の物語は、お昼ごはんの時から始まっていたのかもしれない。
今回の出演者
- ken:居酒屋Kの厨房を預かる釣好き、パソコン・ネット好きの親父さんです。
- N子:居酒屋Kの看板娘。威勢の良さと気の強さは天下一品。その一方で気配り屋。
- J子 :居酒屋Kの女将さん
- 15さん:「噺家の古女房」という下町をテーマにしたマンガを描く漫画家さん
- なっちゃん:マドンナ
- あっ!君:下町の頭
- ぐっ:しがない(一応)サラリーマン
(注:この日、紳士Kはすでに居酒屋Kから場所を移していたため、登場せず^^; またmomoさんらも本日は登場しません)
この日のお昼・・・ぐっは久しぶりに居酒屋Kの麦とろ定食を食べようと思い、電話をかける・・・しばらく出ない・・・こら混んでるか!?、もうないかもと思いながら、電話に出るのを待っていると・・・
- J子:はいもしもし、居酒屋Kです。
- ぐっ:(電話で)これから行ってもいい?
- J子:ご飯があるんだけど・・・他がないよ
- ぐっ:えぇ〜、せっかく行こうと思ったのにぃ〜
- J子:(しばらく沈黙して)まあ、何とかなるよ・・・おいで!
- ぐっ:うれしいねえ、じゃあ、すぐ行きます^^
数分後・・・ぐっがお店に登場。店内には、他に二人のお客さんが食べている。ぐっが奥のカウンターに座りながら・・・
- ぐっ:あっ、トロロあるじゃん
- J子:うん、あったよ^^ ちょっと待ってね
- ぐっ:はい
- J子:ご飯は少なくないかい
- ぐっ:十分です(といって、麦トロをかきこむ)
- ぐっ:いや〜、美味しかった。ご馳走様でした。
- J子:今晩は石鯛があるからね。待ってるよ。
- ぐっ:おっ、石鯛ね、了解。これたら来ます。
まあ、こんな感じで店を後にしたものの、会社に帰る道々考えたのは、今日、行くのは無理かなぁ〜ということでした。それがあんな展開になるとは!
まあ、お昼のことはあったものの、例によってこの日もぐっは仕事で夜遅くまで会社にカンヅメ。そこへ1通のショートメールが・・・誰だろうと見ると、N子からのメールです。そこには、「もうすぐ心の恋人がくるよ」(心の恋人・・・いいですね。あなたには心の恋人っていますか?)との一文が・・・「!」、速効で返事を書くぐっ。「今日は行きます」。ぐっは仕事をほっぽり出して、居酒屋Kに向かったのでした。
自転車をかっ飛ばして、あっという間に居酒屋Kに到着。外から見ると、・・・「?」って、「あれ、お客さんいねぇじゃん」と思いながら、店に入っていくと・・・中には15さんとなっちゃんがいました。その瞬間、ぐっの胸はキューンとまるで思春期の少年のようにときめいたのでした。
しかし、そこはチョー人見知りのぐっです・・・なっちゃんとは反対側のカウンターに座り、遠くからそっとなっちゃんの横顔をちらり[E:lovely]と見て、満足しているのでした。
- J子:あら来たの・・・タイミングいいじゃない^^
- ぐっ:いや、N子からメールもらったから・・・えーっと、石鯛ね。
- J子:はいよ。
例によって焼酎のシークワァーサ割を飲みながら、お刺身が出てくるのを待つぐっ・・・その横ではなっちゃんが美味しそうにカレーライスなんぞ食べてます。
- なっちゃん:お母さん、ご飯30粒分ぐらいルーが残ったんですけど、それだけでいいんですけど、ご飯もらえますかぁ^^
- J子:はいはい、なっちゃんはご飯がすきなのね・・・あら200粒ぐらいはいっちゃったかしら^^
- なっちゃん:私、ご飯、好きなんですよ。ご馳走様でした。でもこのカレー、辛かったです^^
- J子:そうぉ? N子が作ったのよ。
- なっちゃん:美味しかったですぅ[E:wink]
そんなこんなでいろいろ話していて、なっちゃんがおもむろにカメラを出して、いろいろ取り始めました。
- J子:ぐっさん、ほら、なっちゃんと写真撮ってもらったら^^
- ぐっ:えっ、いいよ(そんな恥ずかしいことできますかいな)
- J子:ほら、15さんの横に移動して、なっちゃんの横にいけばいいじゃない
- ぐっ:そんな・・・いいよ(恥ずかしい^^)
- 15さん:じゃあ、なつがこっちにくれば
- なっちゃん:はぁ〜い
- ぐっ:(ドッキドキ)[E:heart02]
なっちゃんが僕の横にすわってると思うと、純情男のぐっはそれだけで幸せ者でした・・・そして15さんに撮ってもらった二人のツーショット写真、それと15さんも入ってのスリーショット写真。お見せできないのが残念。美男?美女!のツーショット写真・・・門外不出です^^
- なっちゃん:写真、メールで送りますね。アドレス教えてください^^
- ぐっ:じゃあ、名刺あげるね。このアドレスに送ってくれればOKです。
- なっちゃん:じゃあ、私も名刺を
- ぐっ:ありがとう。じゃ、メール待ってます^^
ありゃ、名刺まで交換してしまった。その他、何を話したのか覚えてないけど、いろいろと面白かったです。心なごんだひと時でしたねえ。そこへN子とあっ!君が帰ってきました。
- N子:ぐっさん、本当に来たんだ・・・心の恋人に会いに^^
- ぐっ:もちろん、今回は来ました! 三度目の正直かな・・・連絡してくれてありがとう^^
- あっ!君:ぐっさん、なっちゃんは俺と「噺家の古女房」で不倫するんだからね。もう15さんにもお願いしているから・・・そこんとこよろしく[E:sign01]
- ぐっ:いいよ。ご自由にどうぞぉ・・・僕は本物のなっちゃんと一緒に飲めれば十分です。
15さんからはいろいろ現在執筆中の噺家の古女房やチュゲムのこと、それから下町をテーマにした次期作品の構想(ウソか真かあっ!君が主人公?)など、面白い話をいろいろ聞かせていただきました・・・15さん、期待しています。
このあともいろいろお話して、15さんとなっちゃんはお昼ぐらいに帰って行きました。なっちゃんが帰ったあと、カウンターを見ると、飲みかけのグラスが一つさみしそうにしていました。
次回の人形町新喜劇はどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか・・・お楽しみに。
なお、この物語は事実に基づいたフィクションです。かなりの脚色と誇張がありますことをお断りしておきます。