ルパン?シリーズの最初、テレビでの最初のシリーズに「ルパンを捕まえてヨーロッパに行こう」という回がある。
そこでは銭形がルパンを捕まえて、無事ヨーロッパに旅たつのだが、ルパンは案の定脱獄して、羽田空港へ銭型を見送りに行く。
機内からルパンを見つけた銭形はルパンを捕まえるため、飛行機から必死に降りようとする・・・降りられるわけないけど。ルパンをそれを見送ったあと、金満亭から悠々と金の銅像を盗み出す。
LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX 山田康雄 小林清志 大塚周夫 バップ 2001-07-04 by G-Tools |
銭形はルパンを捕まえて、無事牢屋にぶち込んだ。その時点で彼の仕事は終わっているはずだ。ところがルパンが脱獄すると・・・
それを見つけた銭型はルパンを捕まえるため、離陸態勢の飛行機から降りようとする・・・ここがある意味、象徴的だ。
プロとしての誇り、正義感、使命感、意地、仕事上の義務・・・そこまで銭形を動かすのはなんなのか?
恐らくあの時代(1970年代)あるいはモンキーパンチが若かった頃はこういう人が一杯いたんだろうなと今更ながら考えたりする。
・・・と考えることは、今の時代はそういう人がいないねえということでもある。