最近の報告書はパワーポイントで書かれることが多い。
一つのシートに図や表を挿入し、それにコメントをつけ、解説していく形式だ。
このような体裁にすることの利点は、論点を図や表を使って示すことが出来ることであり、それにより報告を受ける側が直感的に理解しやすくなる。
時間がない(と思っている)人たちには非常に便利なツールと言えるだろう。
しかし、こういう形式では厳密な議論はある程度犠牲になることがある。
厳密に理路整然とした内容にするためにはやはりテキスト化することが大切だ。それは同時に頭の整理(思考訓練)にもなり、自分の理解をより深め、弱点も分かり、その後につながる。
パワーポイントを多用するようになった昨今、テキスト化の重要性はますます高まっている。