モノやサービスを購入してもらうことを最終の目的に企業は日々の活動をしている。
その中で、実際の販売活動や製造開発活動と顧客の間でさまざまな情報を収集整理し、自社製品の販売・開発に役立てる活動を総称したものが「マーケティング」だ。
マーケティング活動は以下の5つのプロセスからなる。
- マーケティング環境分析と市場機会の発見
- セグメンテーション、ターゲッティング
- ポジショニング
- マーケティング・ミックス(4P)
- マーケティング・マネジメント
さて、われわれはプロジェクトを受注するとき、企画書なるものを作成する。そのときその企画内容が上記のどの部分に関心があるものかを明確に認識することは大切なことだろう。
例えば、1のマーケティング環境分析と市場機会の発見であればそれはさらに外部分析や内部分析のサブプロセスに分かれることになる。外部分析もさらにマクロ環境分析、顧客分析、競合他社分析と細分化されていくことになる。
このように考えれば、プロジェクト自体の最終目的が何であり、そのためにどのような情報を集める必要があるのかを上記のフレームワークに沿って、整理する必要があろう。
それが企画書に他ならないのではないか?