日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

情報の手繰り方

ある市場の状況を調べるとき、どうしますか?

僕が思いつくのは以下の順番で情報を掘り下げていく方法。これがすべてではないだろうけど、オーソドックな方法ではなかろうか。

  1. 新聞、Netで最新の情報をチェック。この行為は継続的に繰り返すことで、蓄積情報に厚みが増し、いろいろ使えるようになる。
  2. 新聞の情報では深みが足りないので、ある特定のテーマをさらに調べるときには、専門誌を調べる(ネットはこのときも有効であるが、得られる情報は玉石混交なので、業界の状況を把握するまでは専門誌等を重視した方がいいかもしれない)
  3. ここまで丹念に調べると、結構、深みのある情報になる・・・はずだ。これよりさらに深堀をしたい場合は、当事者へのヒアリングを実施することになる。

今回のあるプロジェクトでは、定点観測的に1.までは行われたが、2.、3.の部分でどこまで行えたかは定かではない。どちらかというと、不十分であったという印象をぬぐえない。

どうしてそうなってしまったのかは・・・一つにはクライアントと直接コミュニケーションをとる機会を作らなかった、例えばクライアントに直接報告することがなかったことによって、クライアントから生の問題意識を聞けなくなり、プロジェクトのリアリティが失われてしまったのかもしれない。

今後は気をつけようと思う。